内定者8名を迎え入れるセレモニー イメージ

内定者8名を迎え入れるセレモニー

2014年10月1日。ユニオンテック初の内定式を代官山のあるチャペルで開催しました。2015年に入社する8名を迎え入れるためのセレモニーです。

正直に言いましょう。感動しました。やばいと思いました。我ながら、この会社はすごいと思いました。

内定式で社長が感動する。なんだかクサイように思われるかもしれませんが、びっくりするほど心にこみ上げるものがある式でした。

それは、私、大川祐介だけではありません。この内定式をセッティングしたスタッフ、会に参加した社員、そして内定者がみな、この内定式をやばいと感じました。会を主催した側、参加した側みなが感動しました。

ユニオンテックの記念すべき初めての内定式がどのような内容で、どんな風に実施されたのか。その詳細をお話しようと思います。

企画、運営は社員任せ イメージ

企画、運営は社員任せ

まず言っておきたいのが、内定式は、私が号令をかけて社員にやらせたのではないということです。企画についても運営に関しても、私、大川祐介はまったくのノータッチ。社員が独自に企画し、自分たちで実行委員会的組織を作り、実現させました。

もちろん、「社長、◯月◯日に内定式をやりますので」という報告は事前にありました。メールで連絡をもらったので、「あ、いいよ」と返事をしたのは覚えていますが、あとは運営スタッフに一任しました。

挨拶に関する依頼もありました。経営ミーティングの席上で、「最初に一言、それから懇親会の後でも一言、お願いします」と頼まれたので、「わかった」と、時間だけは確認しましたが、ほかには、前日に「どういう流れでやるの?」と軽く聞いたぐらいでしょうか。本当にそれだけです。

誰が何をどう話すのか、どんな演出が用意されているのかもわからない。言ってみれば、私にとっても内定式は「サプライズ」のようなもの。そして、その「サプライズ」に私はこれまでにないほど感動してしまったのです。

予想外のサプライズ予想外のサプライズ イメージ

予想外のサプライズ

内定式の会場は、代官山にあるチャペルです。大変、美しい会場で、内装も凝りに凝っていました。

上質な空気が流れる空間で、内定式はスケジュール通りに始まりましたが、最初に、運営スタッフにとっても信じられないアクシデントがありました。いまとなっては笑い話ですが、内定者8名に手渡す内定証書を稲城の本社に忘れてきてしまったのです。

稲城から代官山の距離を考えると、取りに戻っても絶対に間に合いません。内定証書を渡しながら、「来年4月からがんばろうね」と言葉をかけるはずが、いきなりの計画変更です。一人ひとりに渡すシーンを想定してスケジュールを組んでいたため、時間調整が必要になりました。

どうするか。

スピーチの尺を長くするしかありません。冒頭で発覚したこのミスのせいもあったのか。あるいは、ユニオンテックの初の内定式であるという事実、豪華きわまりないチャペルに漂う独特の空気感に影響されたのか。司会を務めていた取締役の島村恭太はめずらしく緊張し、手が震えていました。もっとも、私が「手が震えてるぞ」と司会中の島村に突っ込むと、その場が和み、島村も「緊張してます」と認めて、少しは気持ちが楽になったようですが。

島村による内定式開始の挨拶の後、内定者代表の挨拶が始まりました。このスピーチが実に良かった。座間君という内定者が、「内定者8人はみなユニオンテックの経営理念や企業姿勢に共感した」いう入社動機について語りながら、「選ばれて光栄です」と言ってくれたんですね。私、大川祐介はここでまず、じーんと来ました。

若者をフォローし、大先輩にはツッコミを入れる  イメージ若者をフォローし、大先輩にはツッコミを入れる  イメージ

若者をフォローし、大先輩にはツッコミを入れる

その後、他の内定者が順に登場し、思い思いの挨拶が始まりました。

みなスムーズに話を終えて…と言いたいのですが、実は一人だけ途中で話が止まってしまった。頭の中が真っ白になったんですね。

こういうときのユニオンテックのスタッフのリアクションは面白い。

「がんばれ」

「もういいから、話を閉めちゃえ」

そんな掛け声があちこちから飛びます。あがってしまった若者を先輩たちがフォローする。この光景に、ユニオンテックのチームワークを実感しました。

次は、取締役たちからの挨拶です。先頭を切って話をしたのは島村ですが、彼がカンペを見ながら「本日は内定者のみなさん、おめでとうございます」と話を始めると、回りから容赦のないつっこみの言葉が投げられます。

「カンペ、見てんじゃないよ」

「自分だけずるくない?」

若者をフォローする一方で、大先輩にはつっこみを忘れない。これもまたユニオンテックらしいシーンです。

スピーチはぶっつけ本番   イメージ

スピーチはぶっつけ本番

島村の後は、小林佐理、山本宗之の話が続きました。小林は講演に呼ばれる機会も多いので、場馴れしていてスピーチは慣れたもの。山本も、以前はしゃべりがあまり得意ではなかったのですが、ここ2、3年でずいぶんとうまくなりました。やはり、場数を踏むことは大事です。

その後、川島伸夫のややあがり気味の挨拶が終わったところで、いよいよ、私、大川祐介の出番です。

私はその場で思いついたことをしゃべりました。そもそも、挨拶をしなければならないときに、私は原稿を用意して臨むことはありません。

なぜかといえば、内容を事前に用意してしまうと、しゃべっている途中で、「あれ、何をしゃべろうとしたんだっけ」と考えてしまうからです。

そうなるとおかしな間ができてしまい、ぎこちなくなる。だったら、思いつきで話した方がいい。それが大川祐介の考え方です。

スピーチはぶっつけ本番   イメージ「あがる」感覚を「テンションがあがる」と解釈する   イメージ

「あがる」感覚を「テンションがあがる」と解釈する

ただし、スピーチをするときには、必ず、なぜこの場があるのか、どうして自分が呼ばれたのか、誰に何を伝えたいのか、ゴールをどこに置くのかを考えます。対象、目的を明確に把握した上で行動しなければ、成果は出せない。これは仕事とまったく同じですね。

人前で話をすると、どうしてもあがってしまう。そうした人は多いと思います。私、大川祐介もその一人。人並みにあがります。内定式の挨拶でも、実は完全にあがっていました。

しかし、私はこの「あがる」という感覚を、「テンションがあがってきた」と解釈するようにしています。そう考えると、「あがる」ことが怖くなくなる。「あがる」のはまずいけれど、「テンションがあがる」のであれば、良い結果をもたらすからです。

ちょっと解釈を変えただけで気分は変わる。みなさんもぜひ試してみてください。