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問題を直視し解決に励めば、生産性は上がる

社員満足が企業力を高め、顧客満足が実現することでさらに社員満足が高まっていくーー。この好循環を、ユニオンテックでは「ユニオンスパイラル」と名づけています。これは、私、大川祐介が最も重視する「経営の根幹」といっても過言ではありません。

このスパイラルの一つとして機能しているのが「生産性の向上」です。今日は、この「生産性」について思うところをお話しましょう。

ユニオンテックを創業する前、クロス貼り職人として一人で仕事をしていた頃から、私は、いまの自分には何が足りないのか、何が問題なのかをいつも自問していました。仕事をもっとうまくできるようになるにはどんな技術を磨けばいいのか、何をどう改善すればいいのか。見つけた問題点を解決する方法を考え、まずは行動に移してみる。これは私の昔からの習慣であり、クセのようなものです。

このように、目の前の問題を直視し、一つずつ解決していくと、確実に生産性は上がります。生産性を上げようと特に意識したわけではありませんが、うまくなろう、仕事ができるようになりたい。この一念が、大川祐介の生産性を押し上げました。

そう。生産性を上げるには、「自発的に考え、問題を見つけて、解決にあたる」という一連のプロセスが欠かせません。

仕事でもっと上に行きたい イメージ

仕事でもっと上に行きたい

もっとも、私のこのような思考回路や行動は仕事に限った話であり、プライベートで何かを極めようと夢中になることはあまりありません。

仕事上、ゴルフに誘われることは多く、よくプレーに出かけますが、もっと上手になりたいとか、飛ばせるようになりたいなどという考えは皆無。誘われれば出かけるけれど、正直に言って、成績はどうでもいいというスタンスです。

だから、上達を期して打ちっぱなしに行くこともなければ、自主トレをすることもありません。打ちっぱなしも「一緒に行きませんか」と言われれば行く程度。あえて自分からやることはゼロです。うまくなりたいと思い、そのためには何が必要かを考えて行動するのは、仕事においてのみ。プライベートでは何も考えていませんが、仕事上では、常に考えています。それはなぜかといえば、自分の仕事はいまがベストではない、もっと上に行きたいし、上に行けるはずだという確信があるからです。

心から納得しなければ、人は動かない イメージ

心から納得しなければ、人は動かない

いまがベストだと考えてしまうと、そこで成長は止まってしまいます。でも、いまがベストなわけがないんですよ。

仕事で必要な知識や技術、サービスにゴールはありません。ずいぶんと腕が上がったなと思っても、上にはまだ上がいる。もっと上を目指し、ベターな形を追求していく。その繰り返しが生産性を上げていきます。

この考えが社員に浸透すれば、会社全体の生産性は間違いなく向上します。しかし、問題は、誰もが「自発的に考え、問題を見つけて、解決にあたる」わけではないということです。

いくら上司から「やれ」と言われても、人は心から納得しなければ動きません。会社を設立し、人を雇用するようになってから、私、大川祐介はそれを痛感しました。私の話を聞いて、その場で「はい」とはいうものの、その後、何も変わらず、愚痴をこぼすだけの人をたくさん見てきました。

私の発言を受け止めて、自分の中で咀嚼して答えを出し、身につけていく人もたくさんいます。でも、そういう人ばかりではありません。自発的に動こうとしない人たちを前にして、私はずいぶんと落ち込み、悩みました。

いったい、なぜなのか。どうしてなのか。

そして、気づいたのです。納得して動いてもらうには何が必要であるかをーー。

自発的に動く社員を育てる  イメージ

自発的に動く社員を育てる

私、大川祐介が考えに考えて出した答えはシンプルなものでした。

上から押し付けるのではダメだ。ユニオンテックのビジョンに共鳴し、楽しいと思いながら仕事をしてもらおう。大川祐介と同じベクトルを向き、目標を掲げ、問題点にフォーカスし、自ら動く社員を育てよう。

そこから私は徐々に、本当に少しずつ、環境を整備し、仕組みを整えていきました。

正直に言うと、ユニオンテックを設立した当初は、少なからぬ社員が辞めました。定着率が高いとは言えませんでした。

「あの社員が辞めたがっているらしい」。そんな話を耳にすると、すぐにその社員のところに駆けつけ、悩みを聞くようにしてはいましたが、本当に難しかった。あまり良い状況ではなかったですね。

結局、社員が自らモチベーションを上げようと考え、行動しなければ、定着率は上がらず、生産性も向上しないのです。この問題に特効薬などありません。人間は自分の心で動く生き物。上からどんなに押さえつけても、気持ちが伴わなければ成果に直結するはずがない。仮に成果が出たとしても、それはほんの一時的なものに過ぎないのです。

コミュニケーションで大事なのは質より量  イメージ

コミュニケーションで大事なのは質より量

まず、私が取り組んだのがコミュニケーションの強化です。

私、大川祐介のコミュニケーションに対する考えははっきりしています。コミュニケーションで大事なのは質よりも量。質はもちろん大事ですが、量が少なくては意味がない。とにかく、コミュニケーションの量を増やそうと心がけました。

なぜ、量の方が重要なのか。

人間は忘れる生き物だからです。誰かと質の高いコミュニケーションを交わして、「よし、がんばろう」「こうなろう」と決意したとしても、人は2週間もすれば、そのときの気持ちを忘れます。失敗して、自分の足りなさ至らなさを痛感しても、喉元過ぎれば熱さを忘れる。それが人間なんです。

だから、私は間髪をいれずにコミュニケーションの量を増やしていきました。ユニオンテックで仕事をするのが楽しい、面白い、そう思ってもらえるように悩みを聞き、相談に乗り、繰り返し繰り返し話をし、社員のモチベーションアップを図りました。絶え間なく、社員のやる気向上を促していきました。