ときには物件選びのお手伝いをすることもある イメージ

ときには物件選びのお手伝いをすることもある

ユニオンテックは、営業・設計・デザイン・制作・施工・プロジェクトマネジメントの全てをワンストップで提供している会社です。

しかし、実際の仕事内容はそれだけにとどまりません。派生業務が多岐に及んでいるからです。

例えば、まだ物件を確保していない段階で新しい店を作りたい、新しいオフィスに移りたいという希望を持っているお客様がいるとしましょう。その場合、物件を選ぶ過程から関わることは珍しくありません。

もちろん、不動産業ではないので、個々の物件に関してアドバイスをするわけではありませんが、お客様といっしょになって希望に沿った物件選びのお手伝いをすることはよくあります。

物件選びは、厳密に言えば私たちの管轄外。にもかかわらず、ご要望があればそこに踏み込むのは、ユニオンテックは「空間プロデュース」を通して、お客様の夢を具体的なカタチにする会社だからです。お客様とユニオンテックのゴールはともに「夢の実現」にあるからです。

物件選びのお手伝いは、手間がかかるといえば確かにかかる。本来、そこまでやる必要はないのかもしれません。それでも、そうした手間を惜しまないのがユニオンテックなのです。

A工事、B工事、C工事とは何か イメージ

A工事、B工事、C工事とは何か

お客様と同じゴールを目指すために、本来はユニオンテックの担当ではない領域にあえて介入することもあります。

その一つの例が、B工事の見積もりのチェックです。

この話に入る前に、まず工事区分についてお話ししましょう。

オフィスビルや商業施設などにテナントとして出店する場合、工事はA、B、Cの3つの区分に分けられます。

A工事とは、そのビルのオーナーが工事費を負担し、オーナー側が依頼した業者が施工する工事のこと。共用の施設や設備、通路などの工事が該当します。ビルの躯体に関わる工事、具体的に言えば、ビルの壁や床、天井、扉のほか、階段、エレベーター、トイレ、給湯室といった共用部の内装工事や、照明や回線、空調、防災設備など、ビルが標準的に備えておくべき諸設備の工事ですね。

B工事とは、テナント側が費用を負担し、オーナー側が指定した業者が施工する工事です。テナントが自分の希望に沿ってビルの仕様を変更したいと思っても、勝手に工事をすることは許されません。壁、床、扉、天井などの変更は他のテナントに影響を与えます。IT機器を多く使いたいからといって電気容量を独自に増設することもできません。そうした工事は、ビルの躯体そのものに関わり、ビル全体の安全性も左右してしまうことから、オーナー側が指定した業者が手掛けていくわけです。

最後のC工事には、オーナー側は関与しません。テナントが費用を負担し、テナントが依頼した業者が施工する工事です。テナントが借りている室内の仕様を変更する工事が該当します。内装の一部や室内の配線設備を変更したり、室内のレイアウトを変更したりといった工事ですね。

このように、オフィスビルや商業施設などの工事は誰が費用を負担し、誰が工事を担当するかによって区分がわかれるのです。

B工事の見積りを見直すことも イメージ

B工事の見積りを見直すことも

さて、A工事、B工事、C工事のうち、ユニオンテックが主に担当しているのはどの工事か?

主に多いのは、C工事です。

ユニオンテックはテナントであるお客様の依頼を受けて、設計施工を行っていますから、オーナー側が発注するA工事やB工事について関与することはまだ少なく、テナント側の負担でテナント側が発注する工事であるC工事をメインに手掛けています。

しかし、現実には多くの案件で、B工事の概要にも関わってきました。というのも、B工事の見積もりや進行が確定しなければ、C工事に取り掛かれません。B工事はC工事のスケジュールにも影響を与えるため、催促して見積もりや進行などを出してもらうことはよくあるのです。

その際、見積もりを見ると、必要以上に金額が高く設定してあることが多くあります。

なぜでしょうか。

B工事を請け負う業者さんは決まっています。オーナー側の指定業者が請け負うため、そこにはC工事のような競争原理は働かない。そのため、クオリティを維持しながら予算を切り詰めようという意志が薄くなり、どうしてもざっくりとした数字になってしまい、全体に高くなりがちなのです。

B工事の担当はオーナー側の指定業者であり、C工事を担当する会社がそこに口を挟む必要はないーー。そういう考えもあるでしょう。実際、ユニオンテックのような会社は少数派です。

しかし、私、大川祐介はこう考えます。

B工事の見積もりや進行、仕様を見直すことで、もし少しでも予算を減らすことができれば、お客様の負担軽減につながります。金銭的な負担が少しでも軽くなった上で希望通りの空間が作れるとすればーー?工事を担当する業者さんもそれで利益がしっかりと取れるとしたらーー?

お客様は必ず喜ばれます。お客様に喜んでいただければ、工事関係者もみなうれしい。ユニオンテックはそこを目指しているのです。

品質、原価、工程の3つを揃えてこそプロの仕事 イメージ

品質、原価、工程の3つを揃えてこそプロの仕事

お金をかければ、良いモノができて当然です。できない方がおかしい。お金をかければ、そして時間をいくらでも費やせば、理想の空間は必ず実現できるはずです。

しかし、現実には予算には限りがあります。時間にも制約があります。品質と原価と工程の3つが高いレベルで揃ってこそ、プロの仕事であり、完璧な仕事。それが私、大川祐介の考え方です。

お金をかけて言われたとおりに工事をする方が楽で簡単です。しかし、それではプロとしての達成感がありません。

工事に携わるすべての業者さんが利益を確保できるようにしながら、お客様が負担する工事費用を軽減する努力を惜しまず、そして、ご希望通りの空間を作り、クオリティを担保してこそプロ。お客様はもちろん、工事に関係した業者さんすべての満足度が高まります。ユニオンテックは空間プロデュースのプロとして、そこにとことんこだわりたいのです。

細かくチェックを入れるため、面倒くさい業者だと思われているかもしれません。しかし、それでも構わない。すべてはお客様のためなのですからーー。


交渉力を磨く<後編>