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プロジェクトマネージャーとは何か

私の仕事であるプロジェクトマネージャーにおいても、お客様の一歩先を行くアクションが欠かせません。

まず、プロジェクトマネージャーの役割についてお話すると、依頼されるお客様の窓口として、提案・見積もり・監修・スケジュール管理・引き渡し・アフターフォローまでを一貫してマネジメントし、設計者・施工者を始め、関係組織の調整し、進行を図る仕事です。

どんな案件にも必ず入るというわけではなく、あくまでもケースバイケース。ただ、オフィスの新装や移転の案件ではプロジェクトマネージャーが入ることが多くなります。

というのも、オフィスはデザインももちろん重要ではあるのですが、稼働させるための機能やインフラの整備の優先度が高いからです。つまりデザイン以外にやることがたくさんあるんですね。

オフィスを移転させるケースを考えてみてください。

電話を何回線引けばいいのか、LAN、サーバーなどはどうするのか、仕事のスケジュール上、移転のタイミングはいつがベストなのかなど、考慮する要素が多数あります。オフィス移転では、こういった社内環境を整える適切案スケジュール管理が非常に大切です。そうでなければ、お客様のお仕事に支障が出てしまうでしょう。

内装、家具、設備等、全ての現状を確認した上で、お客様の今後の希望をお聞きし、それをスケジュールの中に落としこんでいくようなマネジメントが必要です。それを担うのがプロジェクトマネージャーなのです。

営業的な要素と制作的な要素を担う イメージ

営業的な要素と制作的な要素を担う

せっかくのオフィスの移転で、お客様の仕事が滞ってしまうようでは意味がありません。移転前も移転後も、お客様がスムーズに仕事ができるようにするのが私たちの役割です。

そのためには、現実の移転日から逆算する形で私達が請け負う範囲以外にもビル側の指定業者さんやお客様側の指定業者さんからスケジュールを提示してもらい、プロジェクトのマスタースケジュールを取りまとめる必要があります。

このスケジュールに合わせて関係者の調整を図っていくのがプロジェクトマネージャーの仕事。営業的な要素も制作的な要素も担っています。明日までに提出する図面はちゃんと揃っているのか、何時までに揃うのか、この資料をもとにお客様に提案する場合には最初の打ち合わせをいつ設定すればいいのか、サンプルの手配はできているのか、できていなければいつまでに用意できるのか。それらすべてに関わり、プロジェクトマネージャーはお客様に滞りなく報告をあげていくのです。

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お客様に指摘された時点でプロ失格

もし、プロジェクトマネージャーがお客様から「あれ、どうなりました?」とスケジュールを尋ねられたとしたらーー。その時点でプロとしては失格です。そうした疑問を投げかけられる前に、作業を完了させておく必要があるのです。

お客様から指摘を受けることほど、プロジェクトマネージャーとして恥ずかしいことはありません。そうならないためには、お客様の一歩先を行き、課題を一つ一つこまめに解決しいくしか方法はありません。

ですから、プロジェクトマネージャーは心配性の人間が向いています。性格がおおざっぱで雑な人には向いていないと思います。その点、私は心配性なので適性はあるのかもしれません(笑)。お風呂に入っていても、「あれはもう済んだかな」と気になりだすと、もうゆっくりとお風呂には入っていられない性格です。一旦お風呂からあがって、自分にメールを送っています。

一つの項目が抜けてしまえば、全体のスケジュールに影響が出てしまいます。プロジェクトマネージャーには、お客様の一歩先を行くアクションが絶対不可欠なのです。

緊張感を持って一歩先を進もう イメージ

緊張感を持って一歩先を進もう

心配症のせいか、私の手帳はまるで備忘録です。手帳が手元にないときは、必ず自分にメールを送っています。

明日までに用意すべきこと、電話しなければいけない要件や担当者、締め切りなどは、事細かにメモを取り、自分にメールしています。

そうした経験を積み重ねてきたせいか、「そろそろこれをやっておかないとお客様からお問い合わせがありそうだ」という勘が働くようになりました。もちろん、お客様から指摘される事態に陥らないよう、準備を整えていることは言うまでもありません。

それでもヒヤッとすることはまだ多い。常に緊張感を持って、一歩先を行くように心がける毎日です。

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チーム力を高めるため現場にできるだけ足を運ぶ

ユニオンテックの誰もが、当たり前のようにお客様の一歩先を読み、自分がやるべきことを遂行していく。部署を超え、職種を超え、スムーズに連携しながらお客様の先を行く。それが私たちの理想です。それこそがユニオンテックのチーム力だと考えています。

しかし、小規模だった昔とは違い、社員数が増えた今となっては、そう簡単なことではありません。社員の中には豊富なキャリアを持つ者も多くいます。それぞれに独自のやり方が身についています。

そうした中でユニオンテックとしてのチーム力を高めていくには、皆が必ず集う現場でコミュニケーションを図ってもらうことが最適です。

私は、デザインしたものが具体的な形に変わっていく現場が大好きです。製造業の原点は工場や生産ラインにあると言われますが、ユニオンテックのような空間提案の会社においても同じではないでしょうか。成果物が誕生するのは現場だからです。

打ち合わせの場だけでなく、現場で自分が動く中で「一歩先を行く」取り組みをみんなに見てもらいたい。そう考えて、私はできるだけ空き時間を作っては現場に顔を出すようにしています。規模が拡大したことでやや薄れがちなチーム力をより磨いていくには、それが最適の方法であり、時間がかかるように見えても、実は一番の近道だと思うのです。