塾の講義の後にはテスト、そしてプロジェクトが待っている

塾の講義の後にはテスト、そしてプロジェクトが待っている

 私、大川祐介が自ら塾長となって社員教育を行う「大川塾」では、6つのセクションの所属長とサブとを集めて、それぞれ個別に講義をしています。
 具体的には、設計デザイン事業部、第一・第二制作事業部、総務・経理事業部、CM事業部、PM事業部、そして経営企画事業部の6つです。
 これらの事業部にはそれぞれの役割があります。例えば、設計デザイン事業部はデザインを担当し、価値を作っていく部署。総務・経理は他の事業部をバックアップする機能を果たしています。経営企画事業部は、市場の流れやクライアントのニーズをつかみ、価値の最大化を図っていく部署です。
 部署別にしている理由は、ユニオンテックとしてのビジョンは同じでも、各セクションの中間管理職が学ばなければならない内容が違うため。セクション別の講義は不可欠と考えています。
 そして、この「大川塾」のポイントは、単に私がしゃべるだけではなく、その内容を正しく理解しているかどうかをテストをする点にあります。そして、このテストを経て、私は、6つのセクションにそれぞれプロジェクトを立ち上げさせる計画です。
プロジェクト方式で事業部を成長させたい

プロジェクト方式で事業部を成長させたい

 なぜ、プロジェクトが必要だと思いますか?
 実は以前、セクションごとに目標を掲げてもらったことがありました。具体的な目標を掲げれば、その実現に向けて動いてもらえると考えたからです。
 しかし、結果からいえば成功とはいいがたい。みな普段の仕事に忙殺され、目標には到達できませんでした。単に目標実現に向かって進んでほしい、動いてほしい、達成してほしいとハッパをかけたところで現状は変わりませんでした。
 そこで、考えついたのがプロジェクト方式です。
 これならば目的も各自の役割も明確です。お客様の案件に対してのプロジェクトと同じように、進捗状況もひと目でわかるし、自らが果たすべき職務もはっきりしている。プロジェクトを必ず達成しようという機運も高まります。
 「大川塾」の最終的な目的は、塾生の中でプロジェクトを立ち上げてもらい、彼らが自ら進捗管理を行いつつ、私、大川祐介とのコミュニケーションを図りながら、それぞれが成長し、さらには属している事業部も成長できる方向に持っていくことにあるのです。
一人あたりの生産率と成長率を上げていくには!?

一人あたりの生産率と成長率を上げていくには!?

 この会社に入りたいと思ってもらえるブランディングに力を入れ、体制づくりを進めてきたおかげで、いまのユニオンテックはじゅうぶんに人材を確保した状態です。社員が本当に多くなりました。
 しかし、私、大川祐介はここでストップする気は毛頭ない。私はこれからも人を集めます。優秀な人材を募っていきます。つまり、これからもユニオンテックはずっと「人が集まり過ぎる状態」が続くわけです。
 その上で社員を成長させ、会社を伸ばしていくには、一人あたりの生産率と成長率を上げていくしかありません。生産性向上だけでもダメだし、個人の成長率だけでもダメ。両方をともに上げていくことが不可欠です。
 単に生産性だけを上げるだけなら、話はもっと簡単でしょう。生産性だけにフォーカスしてトレーニングをすれば、必ず生産性は上がります。
 しかし、それは会社のいまの仕組みがあるからこそ可能な話であり、環境がちょっと崩れたり変わったりすると、もう同じ生産性は望めなくなるでしょう。そうした限定条件付きの生産性では、世の中の流れやニーズの変化に対応していくことなど不可能だからです。
変化に対応できる社員を作る

変化に対応できる社員を作る

 自分の考えが凝り固まってしまい、変化にうまく対応できないとどうなるか。会社や自分を取り巻く環境の方向性が変わった途端についていけなくなります。
 それではダメなのです。
 ユニオンテックはこれから変化します。間違いなく大きく変わっていきます。社員がそれに対応できなければユニオンテックは伸びていけないし、社員も成長できない。
 会社が成長すると同時に、社員も確実なフィードバックが得られ、ここに入ってよかったと心から思ってもらう。そのためにはまず、マインドを変えていかなくてはなりません。人と人との関係性の中で、仕事の進め方、仕事に対する考え方、ユニオンテックにおける自分の立ち位置やありかた、自己管理の方法をアップグレードしていかなくてはなりません。
 そのための場が「大川塾」。私の考えや私の経験談、私がこれまで蓄積してきたことを社員が自分のモノとして頭のなかに植え付けていけば、必ず仕事の仕方が変わっていきます。そして、最終的には自分たちのミッションを正しく把握し、目を見張るような成長を遂げられるようになる。そのための「大川塾」なのです。
ポジティブでパワフルな化学反応を起こそう

ポジティブでパワフルな化学反応を起こそう

 ユニオンテックの社員のバックグラウンドは多岐にわたっています。バラバラといってもいいでしょう。
 しかし、バラバラな人材だからこそ、会社がうまく融合したときには化学反応が起きます。それも単なる化学反応ではない。ポジティブでパワフルな化学反応です。
 ただし、この化学反応は融合しなければ起きません。では、融合させるためには何が必要なのか。
 コミュニケーションです。密度の濃い、過度なコミュニケーションです。ぎゅっと中身の詰まったコミュニケーションは、ワクワクとした感覚をもたらします。
 仕事はわくわくしてやった方が楽しいと思いませんか? 
 ここで自分はどれだけ成長できるんだろう、会社は業界をどう変えていくんだろう。そんな期待感に満ち、ワクワクとした気持ちで仕事に臨んだ方が絶対に楽しい。持てる以上の力を発揮できます。誓ってもいい。120、200%の力が手に入ります。よし、やってみようという気になります。
 2016年の新年会で、取締役にはみな漢字一文字で今年を語ってもらいました。私が選んだのは「動」。そして、みなにこう語りかけました。
「動くということは決断すること。決断があってはじめて人は動き出す。いまの世の中、チャンスをつかまないことが最大のリスクです。できるのにやらないというのは最悪です。チャンスに手を出さないのは自分を貶めるのと同じこと。だから、決断して行動しよう」
と語りかけました。
 2016年の私、大川祐介の決断と行動。その一つが「大川塾」です。