伝説の現場での出会い

伝説の現場での出会い

大川 河野さんと知り合ったのはいまから10年ぐらい前ですよね。私が26才のときでした。
河野 いまもよく覚えています。自由が丘のエステサロンの現場で、お客様に紹介されたのが最初でした。
大川 そうそう。「ユニオンテックのすべて」の29回・30回で紹介した「関われてよかった!誇りに思える案件がある」で取り上げた自由が丘のエステサロンね。
河野 伝説の現場ですよ(笑)。あの現場を仕切って、ちゃんと完成させたことには心底、関心しました。仕事が早くてすごいな、と。
大川 やるしかなかったからね。私の方の河野さんに対する印象は、古くからこの業界にいる「歴史がある人」(笑)。まあ、年齢も違うので、最初はあいさつから始まって、次第に仕事を通じて親しくなっていきました。
河野 大川社長に引きあわせてくれた会社の社長さんからは「彼のところに仕事を頼んであげて」と頼まれていたので、少しずつ仕事をお願いするようになり、そうして今がある。これも縁ですね。
大川 本当にそう思います。100人に会っても、その後もつながりを持てるのはせいぜい1人か2人ですから。
千葉支店を作りませんか?

千葉支店を作りませんか?

河野 実は、大川社長と仕事をしていく中で、「私を雇ってくれませんか」と持ちかけようと思ったことが何度もあります。
大川 え?そうなの?
河野 でも、会社の場所が稲城じゃないですか。自宅が千葉ですから、通勤が大変だと思って踏みとどまった(笑)。東京をまたぐ形で毎日、移動することになりますから。
大川 稲城は東京の西の西だから、それはもうほとんど旅行だね(苦笑)。
河野 ユニオンテックに行きたいと思ったのは、そのとき勤めていた会社にビジョンがまったくなかったからです。なんというか、仕事だったらなんでもいい、来た仕事をとりあえずやるという受け身の姿勢の経営だったんですよ。当時、仕事はまだあるにはあったんですが、これは先がないなと思っていました。
大川 結局、そこは倒産してしまったんだよね。
河野 ええ。会社の方向性についてトップに何度か話をしてもダメでしたし、いずれ倒産するであろうことは目に見えていた。来るべき事態が来たという正直な気持ちから会社が倒産してしまう前に、大川社長に「千葉支店を作りませんか?」とお話ししたんです。
商圏を広げていくことの必要性

商圏を広げていくことの必要性

大川 あれは、2014年の7月だったかな。「いいよ」「仕事を持ってきてくれるでしょう?」と答えたことは覚えています。
河野 話がトントン拍子に進んで助かりました(笑)。すぐに物件をあたって、事務所を決めて、前の会社でいっしょだった人を一人引っ張ってきてスタートできた。さらに、もう2人、やはり前の会社に以前勤めていた人を採用し、4人で千葉支店を立ち上げた。あっという間でした。
大川 河野さんから「千葉支店を作りませんか」と言われたときに、最初に思ったのは「面白いな」ということ。仕事って、誰とするかが非常に重要じゃないですか。河野さんとはこれまでもずっと仕事を通して作り上げてきた歴史があるし、少なからぬ縁を感じていたので、「じゃあ、やろうか」と直感で思いました。
河野 本当に即答でしたよ。
大川 うちはビジョンとして、「誰もが知っているユニオンテック」を掲げているので、商圏を広げていくことの必要性は以前から感じていました。やっぱり、稲城だけだとポジションニングとしては弱い(笑)。東京の西側にフォローするのがせいいっぱいです。でも、千葉に支店ができれば、東京の東側も視野に入ってくる。まあ、これは後付の理由だけどね(笑)。
地域に根ざすユニオンテックを

地域に根ざすユニオンテックを

河野 確かに、稲城にしか拠点がないと、千葉にある会社が設計施工の仕事を頼もうとしてもユニオンテックが選択肢にはなりにくいですよね。
大川 クライアントとしては声をかけにくいですよ。とくに千葉で知名度をあげる活動もしていないしね。せいぜいウエブサイトを見てもらえる程度。例えば、本社が青山のオシャレな場所にあるとか(笑)、東京23区にあれば、千葉の海岸沿いにある会社の人から発注されるケースはあると思います。でも、稲城が本社だとそれはない。
河野 新松戸に拠点があると、カバーできる範囲がいきなり違ってきますね。
大川 千葉にユニオンテックという会社があり、ユニオンテック自体にそもそも実績があり実力があることがわかれば、着実に千葉のお客さんも増えていきますからね。
河野 千葉支店がある新松戸は交通の便もいい。武蔵野線と千代田線、常磐線が交差していて、一つ隣の駅にはつくばエクスプレスも通っています。千葉だけではなく、茨城や埼玉も射程距離です。新松戸の駅からは歩いて5分もかからないから、通勤もしやすい。ロケーションは最高です。
大川 将来的には、神奈川、茨城、埼玉にもユニオンテックを増やしていこうと思っています。地域に根ざすユニオンテックを目指したい。
目指すは某飲料メーカーのブランディング

目指すは某飲料メーカーのブランディング

大川 私がユニオンテックのグループ会社のブランディングとしてイメージしているのは、某飲料グループ。グループの中に、メインの飲料ブランドがあって、ジュースや炭酸飲料のブランドがあって、さらに缶コーヒーや緑茶飲料、ミネラルウォーターのブランドもある。それぞれが非常に魅力的なブランドとして独立していながら、それでいてバックにメインの飲料ブランドがあるから信頼度が高い。安心して購入できるでしょう。
河野 わかります。その飲料メーカーはブランド力が圧倒的ですよ。自動販売機がたくさんあっても、なんとなくそのブランドだったら安心して買えるというか、品質にも信頼がおける。
大川 メインの飲料がブランドとしてしっかりと確立されているから、それぞれのブランドの魅力や個性がより生きてくると思うんですよ。これがユニオンテックの目標です。だから、千葉支店にも一つのブランドとして独り立ちしてもらいたい(笑)。
河野 なるほど、いいですね。千葉支店ブランド化計画(笑)。いつも念頭においておきます。

千葉支店は地域に根ざすユニオンテックのモデルケースだ〈後編〉