本社移転を決めた

本社移転を決めた

ユニオンテックは11月8日から本社を稲城から移転します。
 移転する先。それは同じ京王線沿線の初台駅に直結する東京オペラシティです。新宿から一駅、東京の中心部といっても決して大げさではない場所に我々は移ります。本社を取り巻く環境はこれまでと一変します。
 ユニオンテックは創業以来、稲城を拠点に事業を展開してきました。なぜ稲城なのかについては、この連載の15回でお話した通りです。
 東京の中でも圧倒的に知名度が低い町に本社があるため、人材採用が思うように進まない中、私、大川祐介は、地理的なハンデを乗り越えてユニオンテック自身がブランドになろう。そう決意しました。そしてその決意を形にすべく行動を重ねてきました。
 いまでは目標にかなり近づくことができたという自負があります。稲城はハンデではなくなりました。来てほしいという人材に来てもらえる会社になった。
 では、なぜ本社を初台に移すことを決めたのか。なぜ、「今」なのか。そんな疑問を持つ方も多いでしょう。
 今日は、私が本社の移転を決めた理由と背景、そしてこれからのユニオンテックについて、洗いざらいお話したいと思います。
増える社員数にスペースが追いつかない

増える社員数にスペースが追いつかない

 本社を移転しようと考え始めたのは、いまから半年ほど前。理由は単純です。単純に現在の本社スペースが手狭になってきたためです。
 ありがたいことにユニオンテックの売上は順調に伸び続け、人材採用も軌道に乗っています。いまでは毎年新卒採用も行い、社員数も100人に達しました。
 2010年に念願の本社新社屋を竣工しましたが、増える社員にスペースが追いつきません。2015年には稲城駅のすぐ近くにアネックス(分館)を確保しましたが、あっという間に窮屈になりました。
 となると選択肢は一つしかありません。
 ゆとりを持って社員が働ける本社オフィスにしよう、キャパシティ的に問題のないオフィスに移ろう。そう考えました。
 当初は稲城周辺で候補物件を探していました。稲城の町にはそれなりの思い入れがあります。私、大川祐介はこの地で創業し、事業を拡張してきました。稲城は会社の歴史がある場所です。資材を扱い、車で移動するために必要なスペースを比較的安価に確保しやすいというメリットもあります。
 だから、最初は稲城を第一候補として考えました。一度は条件に合う物件を稲城駅近くで見つけました。しかし、諸事情で結局かなわず、物件探しは振り出しに戻ったのです。
ホームでプレゼンを実施したい

ホームでプレゼンを実施したい

 次に、候補地を京王線沿線に広げて、物件を探すことにしました。
 ユニオンテックへの就職が決まったことを理由に、多くの社員が稲城に近い京王線沿線に引っ越しています。今年入った新卒の社員たちも稲城勤務を前提に、住居を決めています。
 彼ら彼女たちのことを考えると、いきなり違う路線に行くことなどできない。通勤の利便性を考慮することは会社として必須だと考えました。
 本社の移転には、プレゼン機能の強化という狙いもあります。サッカーでもわかるように、アウェイよりもホームでプレーした方が断然有利。実力をいかんなく発揮できます。オフィスの中に音響設備を整えた特別なプレゼンルームを設け、より効果的なプレゼンが実現できるようにしたい。
 相手先のオフィスに行ってしまうとそうした仕掛けは不可能ですが、本社にその機能があれば自分たちのペースでより効果的なプレゼンが実現できます。 
 また、我々のオフィスをお客様に見てもらえれば、信用度が高まります。会社が動いている姿をリアルに示した方がお客様とユニオンテックとの距離が縮まり、信頼が増すはずです。
 こうしたことを考えながら、ロケーション、広さ、雰囲気、駅の周辺の環境を考慮しつつ、物件を探しましたが、なかなかピンとくるものはありません。忙しい仕事の合間を縫って候補先に足を運んでは、「ちょっと違うな」と思い、また新しい物件を見に行く…。
 このプロセスを何度か繰り返した後に出会ったのが、東京オペラシティのオフィスです
見た瞬間に心が動いた!

見た瞬間に心が動いた!

 正直、初台というロケーションは想定外でした。都心に近づくにしても家賃を考えるとつつじヶ丘あたりまでだろう考えていたからです。
 しかし、東京オペラシティを訪れ、実際にオフィスを見た瞬間に、私、大川祐介の気持ちは変わりました。見てすぐに心が動きました。一目惚れといってもいいかもしれません。
 初台、いいじゃないか。
 東京オペラシティ、ぴったりじゃないか。
 まるで最初からここがユニオンテックの本社オフィスとしてあつらえられていたかのように感じました。探し求めていた答えがようやく見つかったような、そんな気持ちになりました。
 家賃を聞いてもその気持ちが変わることはありませんでした。率直に言って、決して安い家賃ではありません。地の利を考えれば当然でしょう。
 でも、ここならその価値がある。本当にそう思えました。
圧倒的なブランド力を目指すのにふさわしい場所

圧倒的なブランド力を目指すのにふさわしい場所

 私、大川祐介はユニオンテックに圧倒的なブランド力をつけたいと真剣に考えています。東京オペラシティがその目標にぴたりとはまる場所だと思いました。
 東京オペラシティが竣工したのは1996年。すでに誕生してから20年が経過していますが、決して古いイメージはありません。変わらぬ新しさを感じさせてくれます。
 かといって決してとんがりすぎてもいない。新しさと歴史がバランス良く調和しています。
 そして、ここが非常に重要な点ですが、東京オペラシティのブランド力は今もいっこうに色あせていません。
 この場所で、ユニオンテックのブランド力をさらに上げていこう。そう決意しました。

新・本社オフィスをさらなる 飛躍の舞台にする〈後編〉