【アワード受賞者インタビュー24期上期】大澤栞 夫婦でベトナムへ!30人以上の現地パーサーと『PersGPT』運営を担う | 社内レポート | 採用情報 | ユニオンテック株式会社


24期上期アワード「MOVE FAST賞」受賞インタビュー

経営企画室 グローバル推進G 大澤栞

−夫婦でベトナムへ!30人以上の現地パーサーと『PersGPT』運営を担う


ユニオンテックでは、「Build a new standard.(新しいスタンダードをつくる)」というミッションを果たすために、3つのバリュー「MOVE FAST(世界一早く)*」、「NO LIMIT(自分史上最高)」、「TAKE OWNERSHIP(私が責任者)」を定めています。そして、このバリューをより体現していた社員に向けて、定期的に「New Standard Award授賞式」を開催。2023年12月には、24期上期(2023年6月〜11月)を対象とした受賞者5人が選ばれ、表彰に加えて受賞者本人が受賞までの道のりを語る「Beyond Meスピーチ」も行われました。
ここでは、「MOVE FAST賞」を受賞した、経営企画室グローバル推進G・大澤栞さんにインタビュー。ユニオンテックのベトナム現地法人(通称「UTVN ユーティーベトナム」)で働く大澤さんに、日々の仕事で意識していることをじっくり聞きました。

*MOVE FAST・・・全ての人にとって時間の価値は最も高い。最短最速で学び、考え抜き、実行し、検証し、相手にとっての最善の機会を逃さない。

 


現地パーサーとの交流を通し生産性を上げた


―― ダナンにあるベトナム現地法人「UTVN」で働いている大澤さん。現地ではどういった仕事をしているのでしょうか?
CGパースをオンラインで制作するサービス「PersGPT」の運営をしています。UTVNにはベトナム人のパーサーさんが30人くらいいて、その方々とコミュニケーションをとりつつ、一人ひとりのスキルを見極めてそれぞれの実力に合った案件を振るようにしています。1日80件くらいをさばいているので、膨大な数の案件をどうこなしてもらうか、といったところも考えていますね。

―― 大澤さんは2020年に新卒で入社して、東京本社でデザイナーをしていたと聞きました。そこからどういった経緯でダナンへ?
そう、もともとはデザイナーをしていたんですけど、入社してからパースを勉強しはじめました。初めてのプレゼン時も、私がデザインしたものはパースまですべて自分で作成してお客様にご提案していたんですが、仕事を進めていくうちにパースのほうが向いているんじゃないかと思うようになったんですよ。そこで、2022年の末には完全にパーサーとして働くようになったんですけど、同時期にPersGPTが動き始めて。「新事業なんだけど、やってみない?」と声がかかったんです。設計の知識もパースの知識もあるので、適任だということで。

―― そうしてダナン行きを決めたんですね。かなり大きな決断だったのでは?
まあ確かに(笑)。でも、結構軽いノリで決めた気がします。(当時交際していた)坂井さんとは、ダナン行きが決まったときに結婚を決めて、2人でダナンに移住しました。それが2023年の4月です。

―― 坂井さんも移住したのちユニオンテックの社員になって、UTVNでは一緒に働いているんですよね。そして、ダナンに行って1年足らずで「MOVE FAST賞」を受賞されました。「Beyond Meスピーチ」では、PersGPTの業務にあたり意識していることを5つ発表していましたが、詳しく教えていただけますか?
1つ目は、「日本の常識を押し付けない」です。あちらには、支社の立ち上げにも携わっている上司の小傳(栞奈)さんという先輩がいるんですが、小傳さんから日本人とベトナム人の違いをいろいろ聞いていて。「文化も考え方も全然違うから、押し付けちゃだめだよ」と口酸っぱく言われていたんです。なので一番に挙げると言ったらこの項目でした。
実際、UTVNの人たちと働いていると「だいぶラフだな」と感じる場面が多々あるんです。例えば、トイレットペーパーがなくなっても新しいものに変えないし、ゴミ箱がゴミで溢れかえっていても気にしない。日本では基本中の基本と認識している行動でも、ベトナムではそうじゃないんですよ。なので、そういう文化の違いを叱ってもどうなのかなと思って。なるべく指摘しないようにしています。怒りたくなる瞬間もありますけどね(笑)。ただ、仕事自体はとても優秀なんです。同年代の日本人と比べても勝っているんじゃないかというくらいきっちりこなしてくれるので、そこをちゃんと評価したいですね。

―― また、業務で意識していることの2つ目は「パーサーとのコミュニケーション」だとか。
ベトナム語は英語とも全然違うので、勉強するにしても要領をつかめなくて。まだ簡単な挨拶くらいしかできないんです。なので、ブリッジ(通訳)を介さないときは言葉でコミュニケーションをとれない代わりに、目が合うたび手を振ったりして少しでも接する機会を持つようにしています。あと、「ありがとう」という言葉もより距離の近い人に使うフランクな言い方を教えてもらって、その言葉で感謝を伝えています。
そのほかのコミュニケーションは大体Slackなので、基本的には勤務時間中はずっとPCの前から動きません。メッセージが飛んできたらすぐに返せる状態にして、コミュニケーションも業務も滞らないように気をつけていますね。

―― そういう環境だと3つ目の「体調を崩さない」も納得です。大澤さんがいないと、業務に支障が出てしまいそう。
居ない場合は、倍動いてなんとかするという感じです(笑)。幸い私は頑丈なので、日本から離れてもあまり体調を崩さなかったですね。とはいえ、よく寝て体力を回復したりサプリメントで栄養を補ったりと、体調管理はちゃんとしています。

―― また、「夫婦喧嘩しない」ともおっしゃっていましたね。
もしかしたら、5つ挙げたなかでこれが一番大事かもしれません。夫婦でPersGPTに携わるようになって、坂井さんが働く姿を見るようになったんですけど、普段接しているときの姿とはやっぱり違うんですよ。それが精神衛生上「良くないな」と感じることもあるんですよね(苦笑)。なのでちょっとでも言い争いをしていたら、小傳さんや上司の木村(哲也)さんに間に入ってもらうようにしています。2人には本当に感謝しています。

―― そして5つ目は「自分で考えて行動する」。
前例のない新規事業で、最初のうちは何をどうしたらいいのかわからないといった思いをみんなが持っていたんです。特に「24時間以内に提供する」のが売りなんですけど、全然間に合わないときがあって。ブリッジのみんなも交えて「どうしたらスムーズに提供できるのか」を毎日のように2〜3時間話し合ったことがあります。パーサーの得意不得意を明確に把握するようになったのは、この話し合いを経てから。その結果、だいぶ生産性が上がったと思います。


パースチェックをしていたらデザインスキルが向上


―― また、現在は案件担当者をエクセルシートで管理しているとか。
そうなんです。最初は小さなホワイトボードに書き出していたんですけど、案件が増えて書ききれなくなってしまって大きなホワイトボードになり。今度は「書くために席を離れる時間すら惜しい!」ということで、エクセル管理になりました。2023年の9月くらいからはエクセルですね。各パーサーがどの案件を担当しているのか、誰が空いているのか、案件の優先順位などすべてがここに集約されていて、一時帰国しているときでも見られるので助かっています。

管理ツールの変遷

―― これも「自分で考えて行動する」の成果ですね。もともと、こういったマネージャー的なポジションは向いている方ですか?
まだマネージャーと呼べるほどのことはできていないんですが、そもそもそういう役割を担うと思っていなかったので、不思議な感じです。向いているかどうかもよくわからないですね。

―― ともあれ、UTVNで磨かれたスキルはたくさんありそうです。
そうですね。毎日50件以上の図面やデザインを見ているので、デザイナーとしての引き出しが増えた気がします。今デザイナーをやったらすごいんじゃないかな、みたいな(笑)。100枚あれば100通りのデザインがあるので、本当に貴重な資料を見ている気分なんです。「パースチェックしたら、きっとデザインのスキルが上がるよ!」と、世のデザイナーに伝えたいですね。

―― また、現地での仕事はコミュニケーションスキルも必要かと。もともとコミュ力は高い方でしたか?
高い方でした! だけど言葉で意思疎通を図れないので、自分のコミュ力はそこまで活かせていない気がします。その分、オフィスでみんなで飼っている愛犬のボンちゃんが活躍中です。ボンちゃんを抱きかかえてみんなのところに行って、一緒にボンちゃんと遊んで交流しています。ボンちゃんは、小傳さんの誕生日にUTVNメンバーがサプライズでプレゼントした仲間なんですよ。 


―― それもコミュニケーションの工夫の一つですね。そんな大澤さんに聞きます。今後も受賞者が増えていくために、ユニオンテックに必要なものは何だと思いますか?
レクリエーションの場でしょうか。社内にもっと楽しいことがあれば、日頃のストレスも発散できるのかなと思うので、イベントを増やしたら何か変わるかもしれないです。社内でケータリングを注文して飲み食べする「スナックにゅ〜すた」のイベント開催頻度が上がるといいのかも。みんなワイワイするの好きですからね。

―― では最後に、大澤さんはユニオンテックや業界、社会においてどんな存在になりたいですか?

私が今やるべきはやっぱり、PersGPTの認知度を上げることなんです。そのために、パーサーのお母さんというか、先生のようなポジションになってより近い距離でみんなと接することができたらいいなと思います。そうして、みんなを仕事面でもそれ以外でも支えられる存在になりたいです。

『MOVE FAST賞』congratulations!!

 

 

 

 

Photo=Yasuharu Hikawa, LEO YAMAMOTO, UT member Interview=Mayuge Matsumoto

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