#01 STAFF INTERVIEW 副島 嗣正 / Chief Designer | 社内レポート | 採用情報 | ユニオンテック株式会社

ワークスペースプロデュース事業部
ワークスペースプロデュース1部
チーフデザイナー

副島 嗣正

・前職は飲食系の設計施工会社、自ら設計〜現場管理まで担当
・入社経緯はスカウト
・2014年にユニオンテック入社、社歴は8年3ヶ月 


 経験が積める会社だと感じて入社 


 –副島さんはスカウトで入社されたとのことですが、決め手は何だったのでしょうか? 

 基本的にはフィーリングなんですけど、元々転職するつもりがなかったところに突然スカウトの電話が来て驚いたのが始まりだったので、最初は消極的でした。
ただ、スカウトの方と段階的に話を重ねていき、ユニオンテックの話が出た頃から少しずつ興味が湧いてきて、ついに社長の大川と会うことになったんです。

 真夏、京王プラザホテルのラウンジで初めて会った大川は、黄色の派手なパンツ姿で現れて…色々な意味で凄く印象的でした。
いざ話し始めると、軽そうな印象をよそに、いきなり紙に手描きでやりたいことやそのビジョンを書き、その想いを大いに語ってくれて、熱さと泥臭さに惹かれてしまいました(笑)。
あと、この会社ならもっと経験が積めそうだなと感じて、そこもよかったですね。 

–前職と比べて経験が詰めそうと感じた理由は何ですか? 

 前職では、自分で設計した案件は現場管理まで一貫してやるスタイルだったんですが、ユニオンテックでは設計業務に集中して良いと言われたことが大きかったですね。現場もできるようになったのは良い経験でしたが、元々設計だけで食べていけるようになりたいという想いがあったので、やはり設計業務に集中してしっかり経験を積み上げたかった。また、飲食店以外にも美容やアパレル、オフィスなど手掛けられる案件の幅が広がることも魅力的でしたね。 

–ユニオンテックに入った時の初仕事はなんでしたか? 

 池尻のお蕎麦屋さんの設計デザイン案件で、入社初日にCGパースと図面制作のフォローをしました。その後、入社から2週間程度で自分一人で手がけたのが笹塚の”金兎”という居酒屋さんです。 

–前職では企画、設計、PM、現場管理を1人でやっていたところから、ユニオンテックではそれが分業になったと思います。やってみてどうでしたか? 

 はじめは、下手に現場を知っていた分現場へ共感してしまうし、事情がわかるからこそやらなくていい遠慮をしてしまうことがありました。現場のことをあまり知らなければ、設計としてその空間がどうあるべきか、どうありたいかを考えることに集中することができたのかと気づきましたね。 

 妥協というか…現場での収まりや利便性に捉われて変にバランスを取ることをせずに、設計としての頭を使い、他のプロの皆さんと協力して意見をぶつけ合いながら進めていかなくてはいけないと、自身の役割を見直しました。 

見た目がかっこいいだけではなく、「伝わる」ことが重要 


 

–設計デザイナーのお仕事の流れを教えてください。 

 お客様のスケジュールなどによって、プロジェクトごとに役割や業務範囲はある程度柔軟に対応していますがおおむね以下のような感じです。

1.案件にアサインされたら、お客さまのヒアリング
2.提案の企画骨子資料(重要課題の特定・コンセプト・デザインの方向性など)を作成
3.お客さまと打ち合わせを重ね方向性を合意
4.プレゼンテーションの準備
5.社内でキックオフmtg / 案件攻略mtg
6.プレゼンテーション
7.口頭受注
8.仕様 / レイアウト / デザインの確定と金額の合意
9.ビル側との工事調整 / 諸官庁協議
10.意匠部分に関するアフターメンテナンス 

–副島さん自身は、一連の設計業務の中でどのような役割を担っていますか? 

 企画フェーズでは、まずお客さまの課題の特定や、空間でどう解決するかという企画、またコンセプトの言語化などをやります。作業としては、最近は自分で図面を書くことはほとんどなく、後輩たちのプレゼン資料構成や図面・デザインのチェックとフィードバックをしていますね。
あとは…意外と多いんですけど、熟練者じゃ無いと厳しいような突発案件。超緊急かつ時間がない!というような案件の担当です(笑)。 

–仕事において、譲れないこだわりを教えてください。 

 デザインには最低限のこだわりしかないんですが、プレゼン資料にはあります。やはり、雑な資料でプレゼンしたくないですね。見た目がかっこいいというだけではなくて、話しやすい、伝わりやすいことが重要です。なんでも伝わらないと意味がないので、その点で細心の注意を払い、話す順番や重要なことを伝えているページなど、しっかりと整えて作成します。

設計者として最も理想的な、お客さまとの関係 


 

–お客さまとの間で心に残っているエピソードを教えてください。 

 アイグッズ株式会社さんのオフィスをやらせていただいた時ですね。アイグッズ様の場合、最初から最後まで社長ご自身でオフィス移転プロジェクトのやりとりの窓口を務められていました。 

 当初、お客さまのご予算を大きくオーバーしてしまうご提案をしてしまったんです。当然予算オーバーは避けたかったのですが、お客さまが本質的に求めている空間を自分なりに突き詰めた結果でした。そして、なんとそのデザインをとても気に入っていただいて、絶賛して下さったんです。とても嬉しかったですね。 

 そこからは、「やりたいことが予算よりも優先です」と言っていただき、更にデザイン調整を進めていきました。実はこの時点ではまだご発注いただいていない状態でしたが、週に2回ほどお客さまのオフィスに赴き、要望・課題に対して議論を重ね、違うなと思う点はしっかりと指摘し、ご要望を鵜呑みにせず徹底的に向き合いました。そのうちお客さまから、「副島さんがそう言うならそうします」というお言葉セリフをいただけるくらい信頼していただけていました。 

 ある日ついに「これは受注と考えてもいいんでしょうか?」と尋ねたら、「あ、そのつもりでした」と言われ、気がつかないうちに受注していて衝撃的でしたね。 

–実際に工事が始まってからはどうでしたか? 

 工事が始まってからも現場にしっかり関わり、お客さまが「このタイルカーペット張り替えたいな…」と言った際には、すぐに施工チームと連携し新しいものを調達し、やり直しを即決したこともありました。その時は、決断力とユニオンテックならではの現場との連携の強さが評価されたんじゃないかと思います。 

 お引き渡し後の新オフィスのオープニングパーティには私たちも呼んでいただき、そこで入社予定者の皆さんにオフィスの自慢をしてくれていたのも印象的でした。 と、いう感じで、アイグッズ様の移転プロジェクトは真摯にお客さまと向き合い続けた結果、しっかりと信頼を築くことができた最も理想的な形でした。 

部署横断のコミュニケーションが活発 


 

–ユニオンテックで成長したこと、身についたスキルなどを教えてください。 

 部下が付いて教える機会ができたことですね。以前は自立したプレーヤーばかりだったのであまりそのような機会がなかったんですが、ここ数年はチーム割りが細かくなり、更に若手が増えたことで「教育する社風」になってきたんです。 

 人に教えることで身についたことは、客観性。どこにこだわるべきか、どこを改善すべきか、客観視できる能力が身についたことです。人に教えてみないと気づけないことは山ほどあると思います。 

–最後に、一言で言うとユニオンテックはどんな会社ですか? 

「オープンな会社」ですね。役員・上司・同僚、誰に対しても冗談が言えて、意見ができる組織風土がある。だから、部署内に閉じこもりがちな人には向かない会社な気がします。別部署(PMや施工部門)にも、垣根を越えて横断的にコミュニケーションを取れる人が馴染みやすいのかなと思います。 

 社内アワード(四半期ごとに行う全社の表彰パーティ)やスナックにゅ〜すた(不定期開催の社内ミニイベント)はいい取り組みですよね。採用を強化していて新しい人が多いから、ふらっと参加できるコミュニケーションの場があるというのが良いです。是非続けて欲しいです。 

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