半年の間に会社分割、商号変更、本社移転と複数の経営イベントを経験した弊社が、どのように「売上総利益210%」「販管費▲45%」「お問合せ金額過去最高」を達成したのか、新サービス・DX施策と共にご紹介します。
オフィスやショップを中心に空間の企画・設計デザイン・施工をワンストップで行うユニオンテック株式会社は、2021年4月15日にプラットフォーム事業の分社以降、内装事業に特化してまいりました。
第1四半期[6月~8月]は黒字化をテーマとし、収益性と生産性の向上に努め、結果、当初計画を2ヶ月前倒しして4ヶ月で黒字転換しました。
第2四半期[9月~11月]は成長軌道に乗せることをテーマとし、筋肉質な経営体質で事業拡大・カルチャー醸成に努めてまいります。
改めて、ステークホルダーの皆様のご指導ご鞭撻に心より感謝申し上げます。
顧客に向き合う。やらないことを決める。
営業利益を分解して、基本を愚直に。
内装の設計~施工は労働集約型のビジネスであるため、「案件あたりの収益性」と「一人あたりの生産性」の向上が重要になります。そのための課題整理と施策推進に取り組んでまいりました。また、タスクフォースを設置し「販管費の徹底的な見直し」と「リード(問合せ)獲得強化」も推進してまいりました。
結果、分社後速やかに以下を達成し、4ヶ月で黒字転換を実現しました。
・売上総利益:210%(分社前比)
・販管費:▲45%(同)
・お問い合わせ金額:過去最高
また並行して、創業21年の専門知見とIT事業運営の経験を活かした、現場業務以外の自動化(DX)や新たな顧客層向けの内装サービス等にもチャレンジし、今後の成長に向けた準備も進んでいます。
2021年4月15日(分社化)以降の主なイベント
2021年 4月15日 |
プラットフォーム事業部門を新社として分割。 内装事業部門に特化し、ガバナンス体制も変更。 https://www.union-tec.jp/contents/news/167/ |
5月14日 | 「クラフトバンク株式会社」から「ユニオンテック株式会社」へ商号変更 https://www.union-tec.jp/contents/news/168/ |
7月5日 | 新宿区から港区へ本店移転 https://www.union-tec.jp/contents/news/172/ |
7月 | 黒字転換 |
9月 | ・ワンプライスのオフィス内装『U Work(ユーワーク)』開始 ・取り付けアウトソーシング『スマート取付(仮称)』一般公開 |
4ヶ月で黒字化した5つのポイント
基本だけを、速やか且つ徹底的に執行してまいりました。
<テーマ別施策詳細施策>
① 管理会計・KGIの見直しとPDCA環境整備【管理】 ・管理会計を完成基準(※1)から進行基準(※2)へ変更。足元の実力値を分かりやすく。 ・KGIは、売上から売上総利益へと変更。モニタリング指標として、1人あたりの生産性(=時間あたり粗利額/労務費)を採用。 ・自動と手動を組み合わせて、粗利・販管費・キャッシュの状況を常に可視化。PDCAを回しやすい環境を整備。 |
② アライアンス強化とWeb集客開始【売上↗】 ・限られたリソースでリードを最大化するために、アライアンスを強化。 不動産仲介事業者様やオフィス家具・機器事業者様との関係を強化。 ・Google広告等を、キャッシュポジションと投資回収ラインで制約を設けて実施。 |
③ 顧客課題に合わせた新サービスを開始【売上↗】 ・中小企業・スタートアップのオフィス内装をカンタンに選べるサービスのローンチ[U Work] ・メーカーの取り付け業務をアウトソーシングするサービスの検証[スマート取付(仮称)] ・内装事業ノウハウとIT事業ノウハウを活用 |
④ 購買部門の立ち上げ【原価↘】 ・日次で粗利率のモニタリング ・全案件に対して週次で原価レビューを実施。属人性を排除。 |
⑤ やらないことを決める・やることは自動化【販管費↘】 ・現場業務以外の極小化のために「ワークフローの削減」「業務分掌を見直し→部署間調整等の横の業務を削減」「権限移譲→承認プロセス等の縦の業務を削減」。 ・kintone・RPAツール(Power Automate)・BIツール(Power BI)・クラウドサイン・Slack・自社案件管理ツール(CraftBoard)を駆使。オペレーションとモニタリング業務を自動化することで、効率化と情報の透明性を強化。 |
(※1) 計上タイミングが「工事の完成・引渡し日」 ※財務会計はこちらのままです。
(※2) 計上タイミングが「工事進行の都度、工事の進行割合に応じて」
<結果>
各施策が奏功し、黒字化を実現しました。
顧客課題に基づいた3サービスを展開
基本だけを、速やか且つ徹底的に執行してまいりました。
内装事業に特化することで、向き合う顧客が明確になりました。
基幹事業のフルオーダー内装サービスの強化に加え、分社前にはリソースを割くことが難しかった潜在顧客向けのサービスを新たに開始しています。
<サービス全体像>
<サービス概要>
①フルオーダー内装 | 1,000万円~ ・お客様の課題・ご要件に合わせた、オーダーメイドの内装設計施工 ・空間の企画・ブランディング・環境調査 ・21年間7,000件以上の実績 [オフィス]https://www.ut-space.jp/office/ [ショップ]https://www.ut-space.jp/shop/ |
②パッケージ内装 U Work(ユーワーク) |
30-35坪 369万円、35-40坪 429万円 ※キャンペーン価格 ・ワンプライスで、機能的なデザインと工事がAll in Oneのオフィス内装 ・2021年9月中旬サービス開始。特許出願中。 ・https://www.package.union-tec.jp/ |
③取り付け代行 スマート取付(仮称) |
~20万円 ・オフィス製品の取り付け業務のアウトソーシング ・2021年6月サービス検証開始。3ヶ月で200件以上取り付け。 |
ユニオンテック株式会社
2000年6月にクロス・床等内装仕上げ工事業として設立。その後、オフィスやショップを中心にブランディング・設計デザイン・施工をトータルでプロデュースする空間創造事業を展開し、7,000件以上の施工実績を持つ。2016年に建設業界のプラットフォーム事業「CraftBank(旧SUSTINA)」を立ち上げ、2021年4月に事業部門を分社化。空間事業に特化し、「フルオーダー内装」「パッケージ内装」「取り付け代行」を展開。
会社名:ユニオンテック株式会社
設立:2000年6月
所在地:東京都港区北青山3-3-5 東京建物青山ビル7F
資本:1億円
事業内容:オフィス・ショップの企画・設計・施工
代表取締役:大川祐介
サイト
-コーポレート:https://www.union-tec.jp
-フルオーダー(オフィス):https://www.ut-space.jp/office/
-フルオーダー(ショップ):https://www.ut-space.jp/shop/
-パッケージ内装:https://www.package.union-tec.jp/
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
ユニオンテック株式会社
担当:木村・山野
Mail:press@union-tec.jp