【働き方の本音 #02】ワークスペースプロデュース事業部 | 社内レポート | 採用情報 | ユニオンテック株式会社

記事内容
● ワークスペースプロデュース事業部のメンバーは気軽に話せる雰囲気と責任感の強さが強み。壁を感じず、誰に対しても気軽に話しかけられる環境。
● 一つのことに情熱を持ち、自由に楽しく仕事できる人がこの事業部に向いている。柔軟性が必要であり、自由な形で企画や案件に取り組むことが求められる。
● 企画の強化や若手デザイナーのスキルアップが課題であり、新たな取り組みや教育プログラムが行われている。部署間のローテーションや多様な経験が重要であり、若手の成長と経験の拡充を目指している。

 


 ワークスペースプロデュース事業部


ユニオンテックにある事業部や推進室など、それぞれの部署について『一体どんな働き方をしているの?』『どんな人がどんな仕事を任されているの?』が分かる事業別の社員インタビュー。第2弾は「ワークスペースプロデュース事業部」のメンバーに集まってもらい、ユニオンテックにはどんな人が向いているか、やりがい、今考えている課題などについて話してもらいました。

今回インタビューに参加したのは、事業推進Gマネージャーの渡辺泰敏、ワークスペースプロデュース1部アカウント3Gマネージャーの田邊敦子、1Gの喚田千夏です。

 

 


気軽に話せる雰囲気と責任感の強さが強み 


―― 主に、オフィスの内装デザインを手がける設計デザイナーとプロデューサー(PD)が所属するワークスペースプロデュース事業部(以下、ワークスペース事業部)。まずは、皆さんが普段どんなお仕事をしているのか教えてください。
渡辺 僕は、ワークスペース事業部の統括で、案件のアサインや管理をやっています。ただ、突然「来月から統括よろしく!」と決まったうえに、この役職に就いて3カ月くらい(※取材時)なので、一体何をどこまでやるべきかといった状況(笑)。今は、事業部長の赤枝(泰明)さんがやっていた仕事を少しずつ切り出してもらいながら、やれることを増やしている段階です。ワークスペース事業部単体でもちゃんと収益を上げられるよう、営業推進室や業者さんと連携を密に取ったり、採用にも関わったりしています。 

田邊 私は、ワークスペース事業部のなかのアカウント3Gという、デザイナーだけでまとめられた部署のマネージャーをしています。メンバーは若手が多くて、1年目から7〜8年目くらいまでをまとめている感じですかね。個々のやりたい方向や得意なジャンルを把握して、なるべくそれに合うようにアサインをしたり、スケジュールマネジメントをしたりしています。 

喚田 私はPD(プロデューサー)をやっています。コストや工期の管理といったPM(プロジェクトマネジメント)業務に加えて、企画自体にも関わっていますね。 

―― ユニオンテックの主軸とも言える部署の一つで比較的人数も多いですが、部署内の雰囲気はいかがでしょうか?
喚田 特段、和気あいあいとしているわけではないんですけど、壁は感じません。誰に対しても気軽に話しかけられる環境ですね。プロジェクトで一緒にやっていなければしゃべらなくなるものだけど、近くにいれば普通に雑談できるというか。 

田邊 世の中には話しかけづらい人っていっぱいいますけど、うちの事業部に限ってはそういう雰囲気の人が少ない気がしますね。 

渡辺 比較的年齢層が若い部署で、女性が3分の2以上を占めているんですけど、みんな年齢も性別も勤続年数も気にせず、フラットに接しています。お互いにちゃんと尊敬できるところや認めているところがあるからなのかな。 

―― 部署の強みといえそうですね。ほかにもワークスペース事業部の強みがあれば教えてください。
渡辺 一番に言えるのは、妥協せずやり切るところですかね。僕らの仕事って、時間がないなかで進めなければならないことが多いんですよ。受注後もいろんな作業に追われて「しんどい無理!」と弱音を吐くこともあるんですけど(笑)、それでも妥協はしない。この立場になって俯瞰でメンバーを見ていると、純粋に「ちゃんとやっているなぁ」と感じます。あとは、ワークスペース事業部のメンバーから他部署にちゃんと声をかけに行っている印象もありますね。 

田邊 相談事とかね。 

渡辺 そうそう。スペコン(スペースコンストラクション事業部)のおじさま方は、うちの部署の若い子たちに「自分から声をかけていいものか」とドキドキしているみたいなので(笑)。それも考慮してなのか、自分から声をかけにいくところはちゃんとしている印象ですね。 

田邊 責任感の強い人たちが多いんでしょうね。 

渡辺 みんな真面目だから。 

喚田 ほんと、真面目ですよね。オフィスの内装デザインを手がけることは、ユニオンテックにとってはずっと得意分野じゃないですか。だからナレッジが溜まっていて、それをちゃんとこなす真面目さも持っていると思います。 

 


「大変」も「苦労」も、達成感とやりがいに変わる


―― ユニオンテックのワークスペース事業部で働くなかで、「大変だな」と感じるのはどんなときですか? 
田邊 いろんな業務が一気にドンッときてしまったときですかね。提出日が重なって、「一度にやるのは厳しいよ! どうしよう!」みたいな(笑)。さすがに焦りますし、やり通すのは本当に大変です。でも、この仕事にそういった状況はついて回ることでもあるので。そういう状況に陥ってもやるしかないし、一瞬頑張れば終わるから「大変と感じる瞬間」という質問で挙げるほどでもないのかもしれません。 

喚田 そう、目まぐるしい状況も含めて私たちの仕事だと捉えています。大変だけど仕方ないか、という感じ。 

田邊 この状況に慣れているのもどうかと思いますけどね(笑)。 

―― では、一番苦労した案件はありますか?
渡辺 苦労かぁ…意外とないかもしれないですね。「大変」とか「苦労」って一過性のもので、最終的に「いいオフィスができたな。楽しかった!」という記憶に変わってしまうんですよ。だからあまりピンとこない。 

田邊 苦労していることに気付いていないのもありそう。 

渡辺 あ、そうかも。あと、苦労というより「チャレンジしている」みたいな感覚ではありますね。 

―― 前向きに仕事と向き合っている証拠ですね。では、やりがいや喜びを感じる瞬間はありますか?
喚田 やっぱり、空間が完成した瞬間は達成感がありますし、喜びにつながりますね。しかも、2〜3ヵ月に1回のペースでそれがやってくるので、いい感じにモチベーションを保てます。 

渡辺 僕も、いちデザイナーだったときはそこにやりがいを感じていました。それに、完成したオフィスを見たお客様からかけていただく言葉も、本当に嬉しいんですよ。 

喚田 うん、そうですね。 

渡辺 案件を進めている最中、お客様との関係が常に良好かというとそうでもなくて。話し合いを続けるなかで、どうしてもゴタゴタしてしまうことがあるんです。だけど最終的には「無茶なことをたくさんいったのに、対応してくれてありがとうございます」と言ってもらえて、ユニオンテックのファンになってくれる場合もある。実際、LINEで連絡を取り合っている方もいるので、そういう関係が築けたときもやりがいを感じますね。
あとマネージャーになってからは、自分が見ている(マネジメントしている)メンバーから「受注しました!」「お客様に褒めてもらえました!」という報告をもらうたび嬉しいです。業務提携先の方から直接言っていただけたときなんて、誇らしい気持ちになりますね。 

田邊 確かに、私もマネージャーになってからは「ようやくコンペ取れました!」と下の子たちが喜んでいる姿を見ると嬉しくなります。あと、「プレゼンが上手になったな」「デザインの引き出しが増えたな」と、成長を感じる瞬間も嬉しく感じますね。 

―― では、ユニオンテックのワークスペース事業部で、3人が得たスキルは何ですか?
渡辺 分かりやすいところだと、マネジメントスキルはつきました。入社して2ヵ月でマネージャーのポジションに就いて、未経験ながらなんとかこなしたので。あとは、自由に発想する重要性を再確認できましたね。凝り固まった考えをしていたら、できるものもできなくなるし、発想が滞る。だからデザインするうえでのプロセスも毎回同じ手順にするのではなくて、キーポイントとゴールだけを押さえておいて、そこさえ通ればあとは自由に遊ぶくらいの感覚がデザインには大事なんだという考えに変わりました。スキルとは違うかもしれませんけどね。 

喚田 私は、企画力でしょうか。内装業界から転職するにあたって、ユニオンテックを含めて10社くらい受けたんですけど、そのときに感じたユニオンテックの強さは企画力だったんです。前職で内装業界にいたときの私は、内装の見た目に重きをおいていて、「形が綺麗だからオッケーだね」と考えがちだったんですけど、ユニオンテックは、見た目だけではなくて“お客様の使い勝手”や“デザインがその会社に与える意味”みたいなものも、ちゃんと入れ込んで企画にまとめるんです。それを学びたいと思い入社して、今に至ります。まだはっきりと「身につきました」「スキルが上がりました」とは言えませんけど、考え方は少しずつ身についてきた気がしますね。  

田邊 私も、企画面は変わりました。過去にいた大手の内装業者では企画特化型の部署が別にあって、デザイナーはデザインだけを突き詰めるというふうに、役割がはっきり分かれていたんです。なので企画に携わることができなかったんですが、外資系の設計事務所に転職してから企画に触れるようになって、企画の重要性やアプローチを知ったんですよ。
それからユニオンテックに入って、本格的に企画もデザインの一つなんだと考えられるようになりました。見た目にこだわりつつ“使う人の心地よさ”を取り入れたデザインができるようになったのは大きいですね。ここに来て、少しマインドセットできたと感じます。 

 


ユニオンテックの規模でもできる若手デザイナー育成を


―― ユニオンテックのワークスペース事業部にはどんな人が向いていると思いますか?
渡辺 赤枝さんの補助として採用に関わっている僕からすると…すごく変な言い方になりますけど、変態ですかね。いい意味で変態。 

田邊 それはね、完全に赤枝さんの好みですよ。 

喚田 赤枝さん、変態が好きだから(笑)。 

渡辺 でも、何かに変態的にのめり込んでいる人って強いと思うんです。他のことがダメだったとしても、一つ自信を持てるものがあればいい。うちの会社は、そういう人が自由に楽しく仕事できる場でもある気がするので。 

――「面白い」と思える案件に携われる確率は高そうですよね。
田邊 ここでいう変態的な人って実は大手に行ってしまいがちなんですけど、確かにユニオンテックに来ればもっと自由に泳げるかもしれないですね。そこに気付いてもらえたらいいのかもしれない。 ただ個人的には、柔軟性のほうが必要かなと思っています。真面目でなくてもいいので、アメーバのように自由に形を変えて、それぞれの案件に順応できる人は向いているんじゃないかなと。 

喚田 私も、そこは大事なんじゃないかなと思いますね。 

田邊 何かにのめり込んでいる変態ってそれをやりたくて仕方がないから、できないとドロップアウトしてしまうと思うんですよ。できる環境ではあるけど、スケジュールとかいろんな兼ね合いでアサインできないことがありますし。でも、柔軟であればこの会社にはきっとフィットすると思いますし、長く働けると思います。案件一つひとつを純粋に楽しめるでしょうし、のびのびできる気がしますね。 

喚田 実際、今いるメンバーも柔軟な人が多いですよね。仕事を選ばないですし。なんなら内容も見ずに「やります」みたいな。 

田邊 そんなに簡単に引き受けて大丈夫…? とかね(笑)。そのくらい、「これはできません」という人がいません。 

―― もともと柔軟な人が多いとなると、単純に気が合いそうですね。話を聞いていると非常に円滑に業務を行っている印象ですが、あえて改善点や課題を挙げるならどこになりますか?
渡辺 やっぱり、企画はもう少し強化したいです。これに関しては実際にもう動き出していて、クリエイティブ室という部署を立ち上げました。“お客様が何を求めているのか”を発想するための部署で、代表の大川さんと赤枝さん、そして最近入社された、デザイナーとしてキャリアをお持ちの河合さんの3人によるOJTで、企画面の育成をしようとしているところですね。 

喚田 私も、そういう会社の動きを見て、企画は今のユニオンテックの課題になっているんだろうなと感じています。会社の強みになっているはずなんですけど、できる人が少なくなっているので。実際、私もさっき言ったようにまだできていないので、施策についていくだけですね。 

田邊 あとは、企画以外の部分でも若手のスキルアップが必要だと思っています。というのも、今はワークスペースの経験しかない人たちがそれなりにいて。発想が偏っているんですよ。例えば、「床はOAフロア一択」みたいに、ワークスペースで使いがちな素材しか選択肢がない状態になる。で、デザインの引き出しが少ないまま5〜6年が過ぎて別の会社に行くなり、独立なりしたときに、果たして通用するのかというと…怪しい。私は、そこを危惧しています。本来であれば、ワークスペース以外のデザインもさせてあげたいんですけれど。 

―― 部署の性質上、難しいですよね。定期的に、商空間など他の部署に異動できればいいですが。 
田邊
 大手だと、最初の1年間はユニオンテックでいうスペコン(スペースコンストラクション事業部)に配属されて、素材や現場を知ることからはじめるんです。その後各部署に移って、3〜5年くらいの間は定期的に部署間をローテーションして。展示会をやっていた人が商業をやったり、商業をやっていた人が文化施設をやったりと、いろんな経験をして得意不得意を見つけていく。そして、入社から5年くらい経って、初めて適材適所な配属になるというシステムになっているんです。
今のユニオンテックの規模でそこまでするのは正直難しいですが、現状だとスキルアップの足かせになってしまっていますね。最近は厨房機器必須のワークスペースや展示を入れるワークスペースなど、面白い案件が増えてきていますけど、チャンスはまだ少ないですし。 

―― マネージャーという立場から考えると、特に改善したい部分ですよね。
田邊 なので今の私の目標は、若手デザイナーたちのスキルアップなんです。面白い案件やチャレンジングな案件にどんどんトライさせて、受注率を上げて有名企業さんのデザインを任せて、世に彼ら彼女らの名前が出る機会を増やしたい。で、『商店建築』(商店建築社 刊)に載るくらいの人材に育てたいなと思っています! 現在は、BIM(Revit)をデザイナーでも使えるようになりたいという希望者を募って、少しずつ導入を始めています。今後の生産性向上のほか、デザイナー個人のスキルアップとしての取り組みの一環でスタートしました。また、外部のベテランデザイナーさんをお呼びして、デザイン構築スキルやコンセプト設計のスキルアップを図るワークショップなどの取り組みも始めました。

―― 素敵な取り組みですね。では、渡辺さんと喚田さんにも目標を伺いたいです。
喚田 この会社に来たとき、最初に立てた目標が「5000万円から1億円の案件に携わる」だったんですが、今まさにその規模の案件に携わっているところなんです。なので、これをPDとして円滑に進めて、ちゃんと収められるようにしたいというのが今の目標ですね。ただ、今回受注できたのって正直棚ぼたでもあるんです。だから今度は、「自分の力で取った」と言えるように、スキルを上げていきたいなと思います。そうして、この会社に売上として貢献できたら良いなと思いますね。 

渡辺 僕は、さっき田邊さんが言っていた“面白い案件”がたくさん来るような会社にしたいですね。今少しずつ増えつつあるそういう案件できちんと結果を残して、種から芽が出るように育てていくというか。そこは僕の仕事でもあるので、見せ方や売り込みはしっかりやっていきたいです。ゆくゆくは、特命で勝手に案件が来るくらいにできたら。 

喚田 いいですねぇ、それ! 

田邊 「ユニオンテックさんが良いです!」というお客様が半分くらいを占めると、その分コンペが減ってみんな楽になるもんね。 

渡辺 そのためにはやっぱり、デザイナーのスキルアップや企画が大事だね! 

 

 

Photo=Yasuharu Hikawa Interview=Mayuge Matsumoto

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