【アワード受賞者インタビュー 24期上期】早坂榛夏 デザインに対する“こだわり”はピカイチ!若手も先輩も巻き込み、プロジェクトを最善へと導く | 社内レポート | 採用情報 | ユニオンテック株式会社


24期上期アワード「TAKE OWNERSHIP賞」受賞インタビュー

ワークスペースプロデュース事業部 ワークスペースプロデュース1部 アカウント1G

チーフデザイナー 早坂榛夏

−デザインに対する“こだわり”はピカイチ!若手も先輩も巻き込み、プロジェクトを最善へと導く


ユニオンテックでは、「Build a new standard.(新しいスタンダードをつくる)」というミッションを果たすために、3つのバリュー「MOVE FAST(世界一早く)」、「NO LIMIT(自分史上最高)」、「TAKE OWNERSHIP(私が責任者)*」を定めています。そして、このバリューをより体現していた社員に向けて、定期的に「New Standard Award授賞式」を開催。2023年12月には、24期上期(2023年6月〜11月)を対象とした受賞者5人が選ばれ、表彰に加えて受賞者本人が受賞までの道のりを語る「Beyond Meスピーチ」も行われました。

ここでは、「TAKE OWNERSHIP賞」を受賞した、ワークスペースプロデュース事業部 ワークスペースプロデュース1部チーフデザイナーの早坂榛夏さんへのインタビューを掲載。自分のデザインへのこだわりと、それを実現したいと思う強いパッション、そして自ら率先して人を巻き込んでいく、TAKE OWNERSHIPな様を話してもらいました。

*TAKE OWNERSHIP・・・意思決定は自分を進化させる最高の機会。自分の業務の責任者として目的を持ち、方針を決め、圧倒的な当事者意識で行動する。

 

 


コミュニケーションとクオリティチェックを入念に


―― まずは、ユニオンテックでどんな仕事をしているのか教えてください。
ワークスペースプロデュース事業部という部署で、デザイナーをしています。簡単に言うとオフィスの設計ですね。

――「New Standard Award授賞式」当日の「Beyond Meスピーチ」では、3つの事例を出して「TAKE OWNERSHIP」を体現していたことを伝えました。とある案件では、社内で週1ミーティングを実施するなど、密にコミュニケーションをとっていたそうですね。
1つの案件に対してPM、デザイナー、施工担当がアサインされるんですが、こちらの案件は若手メンバーが中心にアサインされプロジェクトを進めることになったので、私はサポート役に回りました。また、通常ならば案件受注後はお客様と週1くらいのペースで定例会議を組み内容をしっかりつめていきたいところなんですが、お客様がご多忙のため、あまり実施できない状況で…。もちろん、メールでのやり取りやオンライン会議は数回行いましたが、引き渡しを含めて実際にお会いしたのは3回ほどでした。とはいえ、スムーズに引き渡しまでプロジェクトを遂行しなければいけないので、「社内ミーティングは週1で行い、プロジェクトメンバーでしっかり連携していこう」と声をかけました。

―― 社内ミーティングでは、具体的にどんなことをしていたんですか?
プロジェクトの進捗状況の共有とタスクの確認をしていました。経験を積んでいるメンバーだったら個々にスケジュール管理ができるのですが、若手はそうはいかないですから。「これは早めに手を付けておかないと間に合わないよ」と、逐一チェックしていましたね。

―― また、キャシュモグループ様のオフィス移転の際は、可能な限り現場に行って自分の目で確認していたそうですね。
先ほどのお客様もそうだったんですが、会社から近い場所にあったので、足を運びやすかったという理由もありました。こまめにクオリティチェックをしていれば、何かあったときに、早い段階で気が付くことができるので、施工チームの負担も軽減できるんです。

―― 肉眼で見ると、やっぱり違うものですか?
違いますよ。私たちはもともと、紙の上でしか見ていないですからね。それに、色に関しては日光や照明など光の具合で見え方が変わるので、現物サンプルを確認したり、現場で実際に見る工程は大事だと思っています。そのほかにも、株式会社アイオイ・システム様のオフィスでは特大のガラスを使用したデザインだったのですが、パースどおりに実際にきれいに見えるのかという部分が気になったので、施工メンバーや現場の職人さん、PMも含めてチーム全体でおさまりを検討しながら作っていきました。 

キャシュモグループ様

株式会社アイオイ・システム様

 


自分がデザインしたものへのこだわりは人一倍強い


―― 早坂さんは、関わったデザイナーとして最後まで最前線で見ていたいのですね。
「こういうデザインにしたい」と最初に考えたのは、デザイナーじゃないですか。それを他者に伝えるのって思っている以上に難しいものなんです。「パースどおりに作ってね」は、無理があるし、デザインの意図や魅せたい部分も伝わらない。だから「ここはこういう意図があるから、こんなふうにしたいんです」と、施工メンバーや職人さんと相談しながら進めていったほうがやり直しが少ないんです。もちろん「こんなふうにおさめた方がきれいじゃない?」と職人さんから教えていただくことも多々あります。あと、全て最初にデザインしたとおりにできればいいんですけど、実際につくるとなると実現が難しい部分が出てくることもあるので、そういう場合は現場で妥協点をすり合わせることもありますね。

―― そういうスタンスは、いつ頃からあるものですか?
私は過去にアトリエ系設計事務所に在籍していたことがあって、ユニオンテックは設計施工を一貫して自社で行えるのですが、設計事務所の場合は基本的に入札を行い、施工は施工会社にお願いするんです。そうすると、とにかくシビアで。現場で「ここ、違います」と言っても「図面に記載がなかったので…今から変えるのはちょっと」となってしまうんですよ。もちろん確認不足の自分が悪いんですけど…。だから早い段階で気づき、なるべくミスを減らすために、情報共有や現場確認を頻繁にやる習慣がついたのかもしれないですね。失敗を重ねて今がありますから。私に限らずだと思いますけど。それに、私たちが見逃してしまったとしてもお客様には指摘されちゃうんですよ。「デザイナーさん、これでいいの?」と聞かれてしまうのは…やっぱり嫌じゃないですか。

―― デザインしたのは自分だから。
はい。だからなるべく現場に行って、実際に目で見て確認するようにしています。施工の人たちは、安全性や耐久性を一番に考えていると思うので、それと並行して私はデザイン性を第一に考えて、お客様に納得して出せるよう尽くしています。だから、コンペの段階ももちろん大変なんですが、むしろ受注したあとのほうが体力を使いますね。

――「TAKE OWNERSHIP賞」を受賞しただけあって、本当に責任感が強いですね。
どうなんでしょうね? でも、オフィスの内装って、数千万から数億円という費用がかかるものじゃないですか? オフィス移転は成長投資というように、お客様が私たちを信じて依頼してくださったのに、がっかりさせたくないなという思いはありますね。 

―― すぐに変えられるものではないですからね。
はい、それだけ高額なものを提供する仕事なんだという意識はありますし、やっぱりそこに対する責任はあります。あと私、お客様から「自我が強い」とよく言われるんですが(笑)、個人的にはそこで良い評価をいただけているのかなと思っています。お客様はレイアウトやデザインについて決めなければならないことなども多く、打ち合わせでも「こっちのほうが良いですかね?」と悩まれることも多いんです。だからこそ、デザイナーが「自信をもって、御社にはこれが一番良いと思います」と正直にはっきり言い切ったほうがいい。そういう意識でいたら、自我が強いと言われながらも、お客様との信頼関係を築けるようになりました。





 

 

―― そういった自我の強さは、昔からあるものですか?
そうですね。もちろん、お客様から変えてほしいと言われたら修正させていただくのですが、自分が出したものは「いいですよ」とめちゃくちゃオススメします。そうすると、お客様も「早坂さんの好きにやっていいよ!」と、任せてくださるようになって。強い信頼関係のなかで仕事ができるので、途中で大きく方針転換することもなく進められ、全体のクオリティが上がる気がします。

―― 頼もしいです。ちなみに、後輩と密なミーティングをしていたというお話もありましたが、後輩との付き合い方で気をつけていることも教えてください。
“聞きづらい人にはなりたくない”と思っています。気を遣われて何も聞いてもらえないと、後々になって何か問題が発覚した時に、プロジェクト全体にめちゃくちゃ迷惑をかけてしまうので。ひとこと確認してくれたら済んだのに…と。それでは意味がないので、知らないのはしょうがないから、どんどん聞いていいよと伝えています。 

―― 世の先輩は、そういう空気にすることすら難しいと感じていそうです。早坂さんは空気づくりもうまいんでしょうね。
というより、普段からコミュニケーションを取っているだけだと思います。私自身も分からないことはすぐに周りの先輩に聞きにいきますね。ありがたいことに皆、嫌な顔せずに教えてくれます。そもそもこの会社はみんな仲が良いので、年齢や上下関係にかかわらず普通に話せる。(役員の)赤枝さんにも結構相談していますし、全体的に距離が近いです。なので、後輩にも割と何でも言ってもらえる環境ではあると思いますね。

―― ではそんな早坂さんに、「現在のユニオンテックの課題」を聞いてみたいです。
中途採用の社員もすごく多いので、いろんなところでいろんな経験をしている人がいっぱいいると思うんです。だけど、その情報を共有できる場がないなと思っています。例えば、前職が家具屋さんだった人もいれば、空調屋さんだった人もいるし、雑誌の編集をやっていたような全く違う業種から来ている人もいる。いろんな人とそういう話ができたら楽しいなと思うし、そこがユニオンテックの良さでもあると思うので、もっと共有できる機会があると嬉しいですね。

―― ともあれ、交流は頻繁にある会社だと思います。社内に尊敬する人はいますか?
誰か一人というわけではなくて、みんなそれぞれに良いところがありますよね。例えば、同事業部でプロデューサーの佐治さんの営業力やお客様とのコミュニケーションの取り方はすごいなといつも思っているし、同じくプロデューサーの倉持さんの愛社精神にあふれたところも素敵だし。なので、個々の良いところを吸収したいなと思っています。 

―― 最後に。この業界や社会にとってどんな存在になっていきたいですか?
自分が作った空間のなかで過ごす人たちが、前よりも快適で、幸福度がちょっとでも上がったら、私としては満足です。そうして、「モチベーションがあがりました」「会社に行きたくなりました」「前より採用の候補者が増えました」と言われるような設計者になれれば、それだけで十分ですね。

『TAKE OWNERSHIP賞』congratulations!!

 

Photo=Yasuharu Hikawa Interview=Mayuge Matsumoto

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