24期下期アワード
“アイディアと情熱”が集結! 24期下期アワード実施で1年間のチャレンジ&成長を共有
24期を終えたユニオンテックが、1年を総括するイベント「下期アワード」を2024年6月21日(金)に開催しました。
「アワード」は、現在半期に1度実施。バリューを最も体現していた社員に贈る「New Standard Award授賞式」のほか、今回は代表取締役社長・大川祐介への質問コーナー「教えて、大川さん!」、さらに社員から新規事業やシステム改善など新たな“アイディア”を募る社内コンテスト「IDEA UNION」の決勝戦なども行われ、非常に実りのあるイベントとなりました。ここでは、イベントの内容をレポートします。
今回のアワードで会場として選んだのは、渋谷にある某ブティックホテル。1月に本社を渋谷へ移転したばかりのユニオンテックにとって、渋谷という街を堪能できるこのホテルはうってつけの場所です。さらに、各スペースに使われている素材やコンセプトにも意味が込められていて、内装デザインを手掛けるユニオンテックの社員にとっては、ワクワクと刺激が絶えない空間となりました。
オープニングでは、24期下期に起きた主な出来事を振り返るムービーを上映。主に渋谷の新オフィスが出来上がるまでを追った内容で、単管が組み上げられていく過程や部屋にペイントを施している様子、アート作品を設置している光景などが点描で観られ、わずか半年前の出来事ながら懐かしそうに映像を眺めるみんなの姿が印象的でした。また、ベトナム現地法人の様子や、ロイヤル顧客ツアー、社員へのインタビュー、お客様との座談会などの様子もあり、社員は自社の多彩な出来事に触れることができました。
24期の社員の評価は? UT100達成できる?——「教えて、大川さん!」
最初に行われたのは、「教えて、大川さん!」のコーナー。文字どおり代表取締役社長・大川が、社員からの率直な質問に答えるトークパートですが、取締役・赤枝泰明も壇上へ上がり、大川とともに“回答者”となりました。大川は、この日のためにあつらえたかのようなギラギラのジャケットを壇上で羽織り、気合十分(その直後、暑かったのか脱いでいました)! 対する質問者は、スペースコンストラクション事業部の藤井静男さんと、ワークスペースプロデュース事業部で入社2年目の曽我部駿伍さん。社内のベテランと若手がタッグを組み、下期の社員全員の仕事ぶりや、UT100への今の思い、多忙すぎるセクションへの心配などについてトップ2人に質問しました。 続けての質問は、「商空間マーケティング事業部が手一杯です。大丈夫でしょうか?」について。というのも、商空間チームは現在、クリニックを中心としたお客様に対して、一人ひとりが全力で向き合っている真っ最中。頑張り過ぎるメンバーの様子を見て、ほかの社員からもちらほらと心配の声もあがっていたのでした。活気がある雰囲気とはいえ、大川も「ワークライフバランスが存在していない事業部になっている」と、問題に対して反省の入り混じる笑いを漏らし、会場に集った商空間チームのマネージャー・松田雄太朗からも「メンバー全員やる気があるのは確かだけど、それだけでは乗り切れない。スムーズに業務できるようなシステム改善を」と、力強く語り、社内全体で共有しました。 |
成長のさなかにいるユニオンテック。「5年後には、リーディングカンパニーになっていると思いますか?」との問いに、大川は「絶対になっている」と断言! 「僕らが目指しているのは売上やデザインのトップではなくて、改革派のリーダー。あと5年あれば、僕らがシェアした成功体験がもっとたくさん、そして広く伝播していくはず」と語り、改めて「一緒にやっていきましょう」と奮い立たせていました。
またひとつ成長した仲間たちを祝福!——「New Standard Award授賞式」
「New Standard Award授賞式」では、ユニオンテックが掲げるミッション“Build a New Standard.”を達成するべく定めた、3つのバリューを最も体現していた社員を表彰。バリューがそのまま表彰名となった「MOVE FAST賞」「NO LIMIT賞」「TAKE OWNERSHIP賞」のほか、バリューすべてを持ち合わせた人に向けた「GO BEYOND MVP賞」が贈られました。 授賞式では上長が推薦理由を語るパートや、受賞者本人が受賞に至るまでの苦労や工夫を語る「Beyond Me スピーチ」もあり、5人それぞれに個性豊かなひとときを作り上げていました。
▶「MOVE FAST賞」経営企画室 販売促進G/及川真樹さん
20歳で入社して以降8年間ユニオンテックで働いている、若手ながら仕事経験豊富な及川さん。大川が語った推薦理由によると、もともと担当していた財務に加えて「販売促進もやってみないか」と勧めたところ、持ち前のチャレンジ精神で次々にインプット&アウトプット。特にここ3〜4年の成長ぶりは凄まじく、「及川さんがいないと困る」と言われるまでの存在に成長したそう。「助かっている社員は多いはず。この調子でどんどんチャレンジしてほしい」と期待を寄せました。
スピーチでは、「私は、変化することへの苦手意識があまりない」「ビジネスマインドは『とりあえずやってみる』」と、自己分析をしていた及川さん。「自由に働かせてもらったおかげ」と、周囲に感謝を伝えました。
▶「NO LIMIT賞」スペースコンストラクション事業部 プロジェクトマネジメント1部 PM-2G/宅間真由さん
宅間さんは、数多くの案件に携わりKPI通期達成率163%の実績を残したエース。上長の藤井さん曰く、「もともとせっかちな性格で、早口を注意するところからはじめた」そうですが、そこからみるみるうちに変わっていき、お客様から高い信頼を得られるように。今では常にモチベーションが高いうえ、安定感のある進行管理で頼りになる存在だそうです。ビル1棟改修工事の責任者を務めたことで自信をつけ、積極性もさらにアップ。今後の成長にも期待がかかります。
また、宅間さん自身はスピーチで「せっかちで負けず嫌いで、心配性でもある」と、自身の性格を明かし、「せっかちだから即レスする」「心配性だから、上長への報告は密にやる」など、ネガティブに捉えがちな性格をいい方向に生かす術を紹介しました。
▶「TAKE OWNERSHIP賞」経営企画室 グローバル推進G/坂井勇斗さん
勤めていた会社を辞め、ニート状態で(当社に在籍する)妻の転勤先であるベトナム・ダナン支店に飛んだ坂井さん。その後ユニオンテックに入社し、妻と同じダナンのPersGPTチームで働くことになったという、少し変わった経歴の持ち主です。ただ、持ち前の処理能力の高さを生かし、チーム立ち上げ当時は定まっていなかったあらゆるシステムやルールを次々構築。今では1000人ものデザイナーに対応し“裏支店長”並の活躍ぶりだそうで、上長で取締役の木村哲也は「自分がいなくても回るのは坂井くんがいるから」と高く評価しました。
スピーチで坂井さんは「PersGPT運営という与えられた業務をただこなすだけではなく、改善も念頭に置く」と発表。「自分が責任を持つつもりで」と、高い責任者意識も伝えました。
▶「TAKE OWNERSHIP賞」ワークスペースプロデュース事業部 プランニング&デザイン部 アライアンスプロデュースG/樫尾瑞季さん
樫尾さんは、部署内のチームの入れ替わりが激しかった24期で、最も揉まれた社員の一人。上長のシニアマネージャー・田邊敦子さんは「人が減ってリソースが少ない中で、頼りになったのが樫尾さんだった」「この半年で、ものすごく変わった」と、逆境での成長ぶりを語りました。また、新規の案件を聞くやいなや「私がやりますよ」と引き受け、涼しい顔で受注を勝ち取ってくるといい、責任感と信頼もかなり強いようです。
スピーチを聞くと、どうやら退職した先輩の案件をほぼすべて引き継いだことで、自身のキャパが広がった様子。加えて、「お願いされるということは出来ると思ってもらえているから。だからとにかくやってみた」と、頼もしいマインドを語りました。
▶「GO BEYOND MVP賞」商空間マーケティング事業部 Beauty&Medicalスペース部 デザイン1部/諸田幸輔さん
諸田さんは、コミュニケーション能力の高さと「クライアントのために」の精神で、各所からたちまち信頼を勝ち取っていく心強い社員。特に近年は、事業部を支えるポジションにいながら「諸田くん自身も爆速で成長した」と言われています。諸田さんを推薦した上長のマネージャー・伊藤惟之さんからは、「前回も推薦しようと思っていたけど、KPI達成に至らなかったので控えた。今回は(達成したうえで推薦なので)諸田くんも納得するのかなと」「この2年弱、一緒に乗り越えてきた仲間だから感慨深いです」と、伊藤さん自身も喜びに満ちたコメントを寄せました。
スピーチでの諸田さんは「もっとホメてくれ」と書かれた某有名マンガの1コマをスクリーンに映し出し、無言のアピール。持ち前の愛嬌を発揮しつつ、「周りの先輩や同僚のいいところを真似するようにしている」と数人を例にあげて、成長のコツを伝えました。
UT100に導くためのアイディア続々! 果たして結果は? ——「IDEA UNION」
美味しいビュッフェに舌鼓を打ったあとは、社内アイディアコンテスト「IDEA UNION」へ。ユニオンテックを「UT100」へ導くためのアイデアなら何でもOK! という広いテーマのなかで、各チームがアイディアをプレゼン。実現性や投資対効果などを基準に評価し、即事業化できるポテンシャルを持ったアイデアには「BUILD A NEW STANDARD賞」が贈られるほか、グランプリや準グランプリに選ばれると、それぞれ賞金などもゲットできるという施策です。ちなみに、前回の「IDEA UNION」は全社員参加型でしたが、今回は有志によるエントリー制。全8組31名が参加し、4月の予選を勝ち抜いた3組がこの日ぶつかりました。
▶「ネゴリノ」曽我部駿伍さん・倉持有沙さん・浅野朱音さん・山野桂さん・大川祐介さん ▶「UT-VN設計デザインサービスとブランディング」タムニュエンさん ▶「ユニオンテックギルド」樫尾瑞季さん・栗田徹さん・岡裕一さん・諸田幸輔さん・里山広忠さん・岩橋敦子さん 事業の幅が広がるもの、事業が円滑に進むもの、国外で展開されるアイディアなど、3組だけでもバラエティに富んだアイディアが集まった決勝。社員による投票と、大川・木村・赤枝による審議の結果、「BUILD A NEW STANDARD賞」に輝いたチームは…なんと、該当なし! 会場には「なぜ…?」という空気が流れてしまい、大川も「なしって言ったらなしっ(笑)!」と思わず念を押す場面がありましたが、「みんな良かったんだけど、リーディングカンパニーとしてはもっと水準を上げたい」という経営陣の思惑があったそうです。 |
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また、準グランプリは「ネゴリノ」と「ユニオンテックギルド」2組が受賞。「ネゴリノ」に関しては、赤枝から立ち上げの難しさや事業としての実現性の低さが、「ユニオンテックギルド」は、立ち上げと更新の難しさが指摘されました。ただし、「ここまでの努力はちゃんと見ていた。チーム一丸となってここまでやってきたことは称賛すべき」と大川。賞金と副賞に加え、「打ち上げ代も提供します!」と吠え、参加チームを喜ばせました。
グランプリを獲得したタムさん
こうして、24期下期のアワードは終演。懇親会ではイベント後半の司会者がサンパチマイクの前で威勢よく漫才を披露する(!)というまさにイベントらしい催しを見られ、賑やかなひとときとなりました。「教えて、大川さん!」で会社の現状を知り、「New Standard Award授賞式」で刺激を受けたユニオンテック社員一同。25期もたゆまず前に進みます。
Photo=Leo Yamamoto Text=Mayuge Matsumoto