25期上期アワード「MOVE FAST賞」受賞インタビュー
ワークスペースプロデュース事業部 プランニング&デザイン部 プランニングG
チーフプロデューサー 櫻田莉紗
−効率化と協働で成果を倍に!スタンスを変えた挑戦が切り拓いた、新たな成長の軌跡−
ユニオンテックでは、「Build a new standard.(新しいあたりまえをつくる)」というミッションを果たすため、「MOVE FAST(世界一早く)」、「NO LIMIT(自分史上最高)」、「TAKE OWNERSHIP(私が責任者)」という、3つのバリューを定めています。 そこで、「MOVE FAST賞」を受賞したワークスペースプロデュース事業部プランニング&デザイン部プランニングGの櫻田莉紗さんにインタビューしました。これまでの倍以上の受注額を目標に掲げながら、見事達成した櫻田さん。そこには、どんな仕事術が隠されているのでしょうか? |
![]() |
TOPICS
・目標額は前期の2倍! 達成するためにスタンスを変えた
・優先すべき作業を決め、成功例を蓄積して次に活かして効率化
・困ったときは周りの力を迷わず借りて、プロジェクトが止まらないように工夫
・将来のオフィス提案を見据え、簿記を習得!
目標額は前期の2倍! 達成するためにスタンスを変えた
―― 受賞された率直なお気持ちを教えてください。
「意外だな」と思いました(笑)。目標達成率が200%を超えたことなどが受賞理由だと聞いているのですが、ユニオンテックで仕事をしていると「一人で仕事をしている」という感覚が薄くて。いろんな人と一緒に仕事をしたからこそとれた賞だと思うので、少しピンとこなかったところがあります。ただ、上司の山本さんがすごく喜んでくれたのは印象的ですね。その姿を見たときに、「あ、賞をもらえてよかったな」と思いました。
―― そんな櫻田さんは、ユニオンテックでどんなお仕事をしているのでしょうか?
ワークスペースプロデュース事業部で、PD(プロデューサー)と呼ばれる仕事をしています。設計デザイナーと施工管理の間に立ったり、お客様と直接やり取りさせていただいたりするようなポジションで、具体的にはコンペの方針決めや、受注した際の契約関係の取りまとめ、プロジェクトの進行管理、金額面の管理などをしています。あとは、工事が終わったあとで請求書を発行するのもPDの仕事。プロジェクトの中でも幅広い業務をこなしています。
―― 前職でもオフィスの内装に携わっていたとか。もともとこういった仕事に興味があったのですね。
実は、最初はあまり興味がなかったんです。そもそも新卒で入ったのはIT業界だったんですが、デパートなどのショーウィンドウのディスプレイをやりたくて。仕事を辞めて専門学校に通ってから転職したんですけど、なぜか今やっているのはオフィスの内装(笑)。一時期、店舗にも関わっていたんですが、オフィスをやってみたら面白くて。興味が沸いて今に至ります。
―― 賞まで受賞した25期上期は、どんな目標を設定していたのでしょうか?
「着手金額8億円」と設定していました。個人としては、前期(24期下期)までの倍以上の額ですね。ただ、PDは先程言ったとおり仕事内容が多岐にわたるので、あまりにも多くの案件を抱えてしまうと、お客様一人ひとりにちゃんと対応できなくなってしまう気がしていて。最初は、この目標を設定することに抵抗があったんです。取締役で事業部長の赤枝さんとの話し合いも、かなり長引きました(苦笑)。
とはいえ、前期までの私は対応している案件がもともと少なかったんです。ワークスペース事業部に在籍するPDは限られているため、会社の売上を上げるためには一人あたりの着手件数を増やさなければいけない。赤枝さんからそういう話を聞き、この目標を掲げることにしました。この提案を拒んでやらなかった結末と、とりあえず目標設定してみてだめだったときの結末はどっちのほうが有益かと考えたとき、きっと後者だろうと思ったので、目標を8億円と決めて、その日からスタンスを変えてみたんです。
―― というと、どんなふうにスタンスを変えたのでしょう?
事業部内で案件の情報が来た際には、「やります」と自分から手を挙げるようにしました。あとは、不動産仲介業者様にも営業をしてみたりして、自発的に案件を増やしましたね。
優先すべき作業を決め、成功例を蓄積して次に活かして効率化
―― 自発的に案件を増やしていくと、当然忙しくなりますよね。大変ではありませんでしたか? |
|
なので、「まずはやらなきゃいけないことだけを優先してやろう」と動いて、その過程でつまずいたりできないことがあったりしたら、都度助けを求めるというスタンスに変えました。そうして誰かの力を借りることで、プロジェクトが止まらないようにしました。
受賞者スピーチ資料より
―― なるほど。常に動かしていれば、絶対に先に進みますもんね。
そうしているとだんだん成功例が溜まっていくので、それを次に活かすようにして。よりスムーズに動かせるように心がけていましたね。例えば、企画骨子のフォーマットを何パターンも作っておいてご提案のベースとし、そこからお客様のニーズに合う最適なものを選ぶことで効率化する、といった工夫です。そうして、プレゼンの方針決めなど、時間をかけないといけないところに確実に時間を割けるようにしました。
![]() |
![]() |
![]() |
企画骨子の一部抜粋
―― 相当効率が上がったのではないですか?
はい。だから案件数は増えたはずなんですけど、プライベートの時間も増えました。名古屋に住んでいる友人のところにも、年に1回くらいしか行っていなかったんですけど、去年はなぜか4回も行きましたし(笑)、仙台に一人で牛タンを食べに行ったりもしました。自分でも不思議なくらい行動力が上がりましたね。あとは、簿記を取りました。
―― なぜ簿記を?
内装業界で仕事をするようになって今年で9年になるんですが、オフィスのデザインってトレンドこそあるものの、“求められる要素”は普遍的なんです。なおかつ、その要素の中で“資産の使い方”を特に気にされるお客様が多いなと感じていて。毎回、自分の経験則や間接的に得た知識でお客様にアドバイスをしていたんですが、私自身は総務や経理の経験もないので、断片的な知識でしかないんです。それではこの先、通用しないこともあるだろうな、このままでいるのは嫌だなと思ったので、受けてみました。25期上期の最後の方に勉強をはじめて、3ヶ月くらいで取得しましたね。
―― すごいですね! 簡単な資格ではないのに。
そんなことないですよ(笑)。今後もオフィスの内装に携わっていく以上、必要だったと思っています。個人的には、ですけどね。
―― では、今後ユニオンテックでチャレンジしたいことはありますか? |
|
photo=Ayumi Kuramochi Interview=Mayuge Matsumoto