24期下期アワード「MOVE FAST賞」受賞インタビュー
経営管理室 販売促進G 及川真樹
− “やってみる精神”で現場をガンガン支える! 膨大なタスクをこなすバックオフィスの要的存在−
ユニオンテックでは、「Build a new standard.(新しいスタンダードをつくる)」というミッションを果たすために、3つのバリュー「MOVE FAST(世界一早く)」、「NO LIMIT(自分史上最高)」、「TAKE OWNERSHIP(私が責任者)」を定めています。そして、このバリューをより体現していた社員に向けて、定期的に「New Standard Award授賞式」を開催。2024年6月には、24期通期(2023年6月〜2024年5月)を対象とした受賞者5人が選ばれ、表彰に加えて受賞者本人が受賞までの道のりを語る「Beyond Meスピーチ」も行われました。 そこで、「MOVE FAST賞」を受賞した、経営管理室 販売促進Gの及川真樹さんにインタビューしました。24期から、経理に加えて販売推進も任せられるようになった及川さん。いわば“無茶振り”で舞い込んだ仕事を、どう習得していったのでしょうか? *MOVE FAST・・・全ての人にとって時間の価値は最も高い。最短最速で学び、考え抜き、実行し、検証し、相手にとっての最善の機会を逃さない。 |
やってみる精神は人一倍強いほう
―― 及川さんは、どんなきっかけでユニオンテックに入ったのでしょうか?
高校を卒業してすぐに地元・栃木の会社に就職して、総務や経理をしていたんですが、そこがいわゆる昔気質の会社で。学歴によって与えられる仕事が違ったり男尊女卑だったりして、あまりいい環境ではなかったんです。なので「ずっとここにはいたくないな」と思い、2年ほどで退職して東京で就職することにしました。建築業界を選んだのは、祖父が工務店をしていてなんとなく身近に感じていたから。加えて、財務経理を募集している会社はないかなと探していたときに、ユニオンテックを見つけました。
―― そうして、今や8年間もユニオンテックで働いている“古参メンバー”に。24期に入ってからは、経理のほかに販売推進も任せられるようになりました。
8年間ずっと経理の仕事を続けてきたので、ある程度自分でできるようになってきたからか多少飽きてきたところがあったんです。そんなときに、上から「販売推進をやってみない?」とお話をいただいて、やってみることにしました。未経験の仕事なのでできるか不安だったけど「とりあえずやってみるか」という感じで取り組んでいたら、今回の「MOVE FAST賞」をいただけた感じですね。
販売推進では、顧客管理やモニタリングなどの仕事のほかに、お客様へのギフトをクォーターごとに送る施策も行っています。私は商空間の販売推進を任されているんですが、商空間で行っているクリニック事業が1年前からはじまったので、ここ数ヶ月で1周年を迎えるお客様が多く、そういう方に向けてのお祝いも企画していますね。あとは、今年(2024年)の6月と7月に、ロイヤル顧客向けのイベントを催したりもしました。8月にはお客様のアフターフォロー施策も始めて、今はとにかくいろいろな施策を行なっています。
―― では、受賞のポイントについても聞かせてください。「Beyond Meスピーチ」では、「トライアンドエラーをできるところ」や「自分事化できるところ」が、受賞につながったのではと分析していました。 ――「とりあえずやってみる精神」や「新しい挑戦に抵抗がない」といった部分は、いつ頃養われたのでしょうか? |
アワード授賞式のBeyond Meスピーチ資料より |
―― 商空間の事業に携わるようになって、業務内容も大きく変わったと思います。データ管理など、仕事をするうえで工夫していることを教えてください。
社内の人と接点が増えて、連絡を取る頻度も上がったので、皆さんに向けたデータ配信をするときは、伝わりやすさを意識しています。データ配信というのは、週次の進捗レポートのことで、取引先の社数や売り上げなどをまとめたものです。私は経理出身なので、そういうデータを共有するときはどうしてもカチッと事務的にまとめてしまいがちなんですが、社内向けだしちょっとくだけているくらいのほうがとっつきやすい気がして、今では絵文字を入れて送るようにしています。あと、回りくどく説明する必要もないので、できるだけ簡潔に書いて読みやすくしています。
他にも、生産性を上げるようなテクニックがお話できれば良いんですけど…正直言うと今は、市場調査などをして知識を増やしている段階。自分のやり方を見つけて、作業の効率化をはかるのはそれからだと思っています。
―― 更地から着実に作り上げている部署なんですね。
そうですね! 確かに更地感はすごいです(笑)。
販売促進の施策について社内向け資料例
いつか“稼げるバックオフィス”を作りたい
―― 社内で憧れている人や、尊敬する人はいますか?
財務経理の上司・上原(利佳)さんは、私のキャリアの基盤をすべて作ってくださった方。なので、上原さんに対する尊敬はずっとぶれていません。あと…私はかなりの平和主義者で、波風立てず平和に仕事がしたいと思っているタイプなので、販売推進のほうで企画を立ち上げるにしても「私はこう思っている。だからこんな企画を立ち上げたい」と主張するのが苦手なんです。なんだか自信が持てなくて…。今の私にとって乗り越えなければいけない壁なんですけど、上原さんはそういうスキルもちゃんと持っているので憧れています。もちろん、デザイナーの皆さんやPDの方々もそういうスキルはすごく高いと思うので、見て学びたいなと思っています。
―― 今後に期待して伺いたいですが…この先、誰を巻き込んでどんなことをしてみたいですか?
まずは、私が考えている施策が商空間マーケティング事業部のメンバーにちゃんと還元されるものなんだと自信を持って説明できて、それを理解して安心して、協力してもらえるような状態にしたいです。なので、まずは商空間のメンバーを巻き込んでいけるようにしたいですね。
―― では、この業界や社会にとってどんな存在になりたいですか?
私はバックオフィス出身なんですけど、バックオフィスってどうしても「コストを出す部署」だと思われてしまうんですよ。「コストが重いな」「生産性がないよね」と。それが、すごく悔しくて…! ゆくゆくは変えていきたいなと思っています。だって、おかしいと思うんですよ。ちゃんと仕事をしていて価値のある存在なのに、「生産性がない」なんて。だから…バックオフィスが稼げるようになったら、強いと思うんです。例えば、私が販売推進として実際にお客様と接して、1件でも案件が取れるようになったら、稼げるバックオフィスに一歩近づくじゃないですか。そんなふうに、ちょっとずつ形を変えていけたらいいなと思います。
―― お仕事に対してとても前向きですし、熱いですね。 |
『MOVE FAST賞』Congratulations!! |
Photo=Yasuharu Hikawa Interview=Mayuge Matsumoto