【仲間の本音 #03】商空間マーケティング事業部 | 社内レポート | 採用情報 | ユニオンテック株式会社


商空間マーケティング事業部


ユニオンテックにある部署について、『一体どんな働き方をしているの?』『どんな人がどんな仕事を任されているの?』が分かる事業別の社員インタビュー。第3弾は「商空間マーケティング事業部」のメンバーに集まってもらい、ユニオンテックにはどんな人が向いているか、やりがい、今考えている課題などについて話してもらいました。

今回インタビューに参加したのは、商空間マーケティング事業部Beauty&Medicalスペース部デザイン1Gマネージャーの伊藤惟之、デザイン2Gマネージャーの松田雄太朗、デザイン2Gチーフデザイナーの酒井梨緒です。

 

 


商空間チームはあったかい家族みたいな感じがする


―― まずは、皆さんが普段どんなお仕事をしているのか、役職なども含め、ご紹介いただければと思います。 
伊藤 我々はデザイナーなので、基本的には店舗の設計を手掛けていますが、その中でも特に、日々お客さんとのコミュニケーションを多く取ることが重要な業務となっています。それは本来、プロジェクトマネジメント(PM)のような部署が担当する業務ですが、商空間マーケティング事業部では自分たちで行っています。

松田 僕と伊藤さんは役職としてはマネージャーで、他のデザイナーが設計しているものにも目を光らせておくというか、見守るポジションというところですね。

酒井 私はプレイヤーで、役職はチーフデザイナーです。

伊藤 入社何年目だっけ?

酒井 新卒で入って、5年目になります。最初のうちは商空間マーケティング事業部がなく、オフィスのデザインを2年間ぐらいやっていましたが、商空間チームができたのをきっかけに店舗のデザインに携わるようになり、そこから2年以上が経ちました。

松田 そういう意味では僕は23年の7月入社なので、新人です。まだフレッシュです(笑)。

伊藤 僕は25年で10年目になるので、結構古株です(笑)。

―― 事業部ができて2年半経とうとしていますが、部署内の雰囲気はいかがでしょうか。
松田
 僕はもともと個人で設計会社をやっていたのですが、子どもができたのをきっかけに、家庭との両立という部分で柔軟に応えてくれる会社があったら会社勤めしてみたいなと思って転職サイトに登録したらスカウトメールをいただいて。社長であり、事業部長の大川(祐介)さんの「どんな働き方でもできるから」という言葉に魅力を感じて入社したんです。実際、うちの部署には子どもを持つお母さんデザイナーが2人いますし、僕を含め、仕事と子育てがわりと両立できている状態だと思います。

伊藤 新しい事業部ですが、どういう人材を入れたいかという最終判断を、大川さんが僕とか松田さんに任せてくれていて。結果、優秀な方たちを仲間に加えることができたので、メンバーには恵まれているかなと思いますね。

酒井 私も、雰囲気はすごくいいなと感じています。元々はオフィスを手がける部署にいてその時も楽しくやっていたんですけど、今の商空間は、なんだかあったかい家族みたいな感じがするんです。年齢もバラバラだし、本当のお父さんとかお母さんがいるから…。

松田 本当のお父さん…?

酒井 松田さんみたいに実際に子どもを持つお父さん、お母さんということです。私にとって、という意味じゃないですよ(笑)。

伊藤 あ、そういうことか(笑)。

松田 親にしては年齢が近すぎる…と思ったのでよかった(笑)。

酒井 だからなんか、見守ってくれている感じがすごくするんです。体調不良にもすぐ気づいて、それこそお母さんみたいに『大丈夫?』って声をかけてくれますし。大変なことも多いんですが、そうやって声をかけ合いながら苦しい時間もいろいろと乗り越えている感じもするので、人に恵まれて楽しく働けているなって思います。 

―― 先ほど伊藤さんが、「どういう人材を入れたいかという最終判断を任せてもらっている」とおっしゃいましたが、どんな人が合いそうですか?
伊藤
 設計やデザインのスキルはあるに越したことはないんですけど、僕らが1番大事にしているのは、今酒井が言ったように“チーム内でコミュニケーションがどれだけ取れるか”ということなんです。自分から何かを発信したり、フランクに話しかけたり、コミュニケーションスキルの高さを重要視しています。ユニオンテックは内装デザイン会社ですが、他の会社と比べて業務内容が特殊だと思うんですよね。ただ図面を描いて、デザインをしていればいいというわけではないので、どれだけすごいデザイナーが来たところでみんなと馴染めなかったら孤立しちゃうし、本人のためにもならないですから。


強みは、マーケティングを取り入れた先生一人ひとりに寄り添った提案


―― 商空間マーケティング事業部は現在、「Beauty&Medicalスペース部」という部署名にもあるとおり、美容クリニックを多く手掛けていらっしゃいますよね。それにはどのような経緯があったのか、また、業務内容についても教えてください。

伊藤 一旦コロナが落ち着いた後はオフィスをメインでやっていたんですが、もともとはクリニックや飲食店などいろいろやっていた会社だったので、それをもう1回復活させようということで「商空間マーケティング事業部」ができました。でもそこから半年ぐらい、ほとんど案件がなかったんです。そこで大川含め、チームメンバーでどういう風に攻めていこうかという話をして一旦マーケットを絞ることになり、今後伸びるであろう「医療」「美容「介護」の3つを主軸に狙っていこうということになりました。それで1年半ぐらい走り続けてきて、今、美容クリニックのお客様など実績が積み上がってきていますし、先生をご紹介いただける機会も多くなってきました。今は「美容クリニックを作る会社と言えばユニオンテック」と業界の中で認知してもらえるように、SNSなどの露出を増やしたり、イベントや講演会も計画しているところです。

松田 僕は店舗設計というジャンルで、ありとあらゆる店舗を設計してきたんですけど、ユニオンテックに入社したら、美容クリニック業界に特化してやっていくというスタンスだったので、最初は正直、ちょっとつまらなさそうだなと思ったんです(笑)。でもいざやり始めると、事業部長である大川も含めて、やるからには1番取ろうよ、というスタンスでやっているので、それはそれで面白いんですよね。やっぱり、1番を狙うって面白いじゃないですか。なので今はワクワクしますし、やりがいがあると感じています。でも、若い子にとっては特化すると経験が乏しくなっちゃうから嫌だ、という気持ちもあるかもしれないけど、どう?

酒井 私はユニオンテックには新卒から入りたくて入った会社なんですけど、就活している時はコロナ禍前で、入社の時にコロナ禍になったんです。そのため、オフィスで働いたことがないのにオフィスの提案をしなきゃいけないという、経験に基づいた提案ができない状況だったので、そのギャップが大変でした。でも今は、美容クリニックも好きでよく行くのですが、自分が行くかもしれない場所のデザインができることがすごく楽しくて。自分の世代がちょうどターゲット層になっているようなお店が多いので、私が行きたいと思えるようなお店を作ったらお客さんにも喜んでいただけるんじゃないか、という考え方ができるので、そこがマッチしているから楽しくてやりがいもありますね。

―― デザインだけではなく、マーケティングと銘打っているのが大きな特徴かと思います。具体的にはどのようなことをされていますか?
伊藤
 簡単に言うと、あるエリアにお店を出す際、どういう競合他社がいるのか、店舗の強みは何なのかといった話をいろいろと聞いた上で外部のプロのマーケターに依頼し、細かい数字を全部出してもらって、根拠を持った上でお客さんにご提示する、という形です。具体的に言うと、「近くにこういうクリニックがあって、そこの強みはこれです。先生の強みはこれだから、こういった手法でお店を出されてみてはいかがでしょうか」というような提案をするんです。大手のクリニックから独立開業する先生が多いため、どういうクリニックにしたいかを聞き、やりたいことを一緒に整理する作業をします。その中の1つにマーケティングの魅力があるのかなと思います。

松田 設計のコンペになることが多いので、その際に他社と比較してうちの強みの1つとしては、“マーケティング”というワードが出てきます。引き渡し後、オープンしてからその力が発揮され売り上げに反映されていくような、経営を見据えた提案をしています。我々としては他社に勝てる要素にもなるし、先生にとってはクリニックとして勝てる要素にもなっていくので、お互いにメリットしかありません。

酒井 マーケティングって、大学時代はそこまで意識はできていなかったんですけど、この会社に入って、デザインだけじゃなく「こういうデザインにすることで、こういうお客さんが増える」というように、お客さんのためを思ってデザインしている感じがすごくいいなと実感しています。

松田 その分、提案にかかる手間暇がすごく多くて、正直きついこともあります。でも、若いデザイナーにとってはすごく貴重な経験になると思います。根底にマーケティングに基づいたデザインというものが強く残ってもらえれば、将来的にどんなデザインをする時も、先を見据えた意味のあるデザインができるようになっていくんじゃないかな。


先生たちの“つながり”が、自分たちの励みにもなる


―― 特に大変だったことは何でしょうか?

伊藤 日々大変ではあるんですが(笑)、美容クリニックの実績が増えたことで、先生たちのコミュニティの中でもユニオンテックを知っていただく機会が多くなっていくにつれて、全体的に求められるものは上がっているというのを今期に入って特に感じているところではあります。そのためにも先生とのコミュニケーションがより重要になりますし、ハードルが上がっていますね。

松田 そうですね。日々緊張感は増しています。1つの業界を相手にお仕事をして知名度を高めようとしているので、その分危機感も強い。ただ、仕事なので緊張感はあったほうが楽しいですよ。刺激がないと(笑)。

酒井 先生たちは個人でお仕事をされているので、連絡はLINEで取ることが多いんですが、夜中に連絡が来ることも多いです。

松田 先生にとってプロジェクトを進めるのは仕事の時間以外にやることになるので、必然的に自分たちの勤務後の時間帯や、土日にやり取りさせていただくことも多いのは確かです。先生に合わせてうまく時間割を作って、休める時に休んでいくので、スケジュール管理もワンパターンとはならないですね。

酒井 あと、個人的には出張が多いことですかね。都内以外にも名古屋、大阪、群馬といった案件もあるんですが、タイルとか大理石とか、サンプルもすごく重たいものが多くて。単価が上がってきたのもありますが、大量のサンプルを持ちながら新幹線移動とかがしんどいです(笑)。どんどん増えてくるし、重みに耐えられなくてぐちゃぐちゃになって整理ができなくなって…。社内が荒れ地になっていますよね(笑)。謝りたいです…。

伊藤 美容クリニックに特化するにあたりに、日本全国どこでも対応という謳い方をしているので、どうしても出張は多くなるんですよね。とはいえ、現状は都内が8割かな。

松田 都内も人気のある場所は飽和状態になってきているから、今後、どんどん地方が増えていく気がするんですよね。名古屋も増えてきているし、結構田舎でも美容クリニックをやるぞ、みたいな話が出てきているので。

伊藤 海外の話もちらほら出てきていますし。

松田 業界でリーディングカンパニー狙おうという話になると、やらないという選択肢がないんですよ。全部経験しないとやっぱり1番とは言えないので、とにかくなんでもやって総なめしてから選んでいくのがいいと思うんですよね。条件が合わず、お断りする案件が出てくるのは当然ですが、今まだそういうレベルじゃない。だからある意味、今が1番きつい時期なんです。

酒井 そうなんですよね…。

伊藤 個人個人のノルマは全員達成しているんだけどね。

松田 そうね。現時点で(今期の)チーム全体の目標も達成していますね。

伊藤 でも、商空間発足時はノルマも全然達成できないし、社内においても肩身の狭い部署だったので(笑)、そういう意味では嬉しい悲鳴ではあります。

―― では逆に、1番喜び感じる瞬間というのはどんな時ですか?
伊藤 引き渡し時はもちろんなのですが、先生たちは工事完成までの間に現場によくいらっしゃって、動画を撮影してSNSに上げてくださるんです。そういうのを見ると、「楽しみにしてくれているんだな」と思って、やっぱり嬉しいですよね。引き渡しが終わった後も「こんな素敵な空間になりました」みたいな形でアップしていただいて、それを他の先生が“いいね”していたり、その“いいね”した先生が実は僕らの前のお客さんだったり。そういう繋がりを見ると、良かったなとは思いますね。

松田 それはありますね。引き渡しの時って、その場でお礼を言っていただいてもやっぱり緊張して「本当かな、大丈夫かな」って内心はちょっとドキドキしているんです(笑)。でも、その後に先生同士で紹介してくれることもあって、人に紹介するということは認めてもらえたんだと思えるし、確実に喜んでもらえていたんだなって。人づてに褒められたほうが嬉しい気がするというか(笑)。

伊藤 リアルだから。

酒井 私も同じですね。パースで提示しているものなので、ある程度デザインはイメージされているとは思うんですが、引き渡しの時に「想像してたよりもすごくいいクリニックになりました」って言っていただけると、すごく嬉しいです。あと伊藤さんが言ったように、先生がうちで担当したクリニックの案件をインスタに載せてくれて、別の先生が“いいね”しているんですけど、その先生同士は繋がりがないのに「初めまして。僕もユニオンテックさんでやってもらったんです。素敵ですね」みたいなコメントを書いてくださっていたりして、そこで繋がりが生まれているのがすごく素敵だなと思ったし、まさかそんなことになると思っていなかったので嬉しかったです。

―― 事業部の今後の展望や目標を教えてください。
伊藤 美容クリニックに特化したからこそ得られた経験や手法があると思うので、今後はそれを別の業態にもシフトできると、またさらにできることが広がると考えています。僕とか松田さんは、ユニオンテックに入社する前に飲食店もガンガンやっていた経験もあって、そういったことをやっぱり若い子たちにやらせてあげたいという思いは常にあります。

松田 そうですね。いろんなお店を設計するのって、やっぱり楽しいんですよ。若い子たちがもっと楽しめて、自分の将来を見据えた時に、この会社にいると、どんどん自分の経験を増やしていけるんだなって思えるようにしてあげたいなと思います。

―― とても頼もしい先輩たちですね。
酒井
 たくさんチャンスを与えてくれる存在です。私がやりたいと言った案件が「難しいんじゃない?」って思うようなものでも、実現するようにサポートしてくださって。この歳じゃできなかったような案件も、みなさんの力を借りてやってきました。美容クリニックに特化できたら、他の案件もたくさん挑戦していきたいですね。

伊藤 商空間チームができた当初の不甲斐なさを経験しているので(笑)、一緒のチームになった子たちがちゃんと楽しんでやれているか、ちゃんと会社から評価を受けているか。そこだけは最初からずっと見てきたので「商空間で良かった」ってやっぱり思ってもらわないと。

松田 めっちゃいい人発言じゃないですか(笑)。

伊藤 だって、最初は肩身が狭くて本当に大変だったんですから(笑)!

―― 先ほど松田さんが、「今が1番きつい時期」だとおっしゃっていました。ここが踏ん張り時ですね。
伊藤 そうですね。最初は何をやったらいいか明確に見えていなかったけど、突き詰めていくとやるべきことがだんだん見えてきて、今はこれもやらなきゃあれもやらなきゃ、という感じになっていて。だから…あと1年かな。

松田 うーん、そうですね。順調にいけば、1年ぐらいである程度のポジションを確立できるんじゃないかなとは思うんですけど。

伊藤 そうなると今後は「Beauty&Medicalスペース」のほかにも部ができるかもしれないし。

松田 「カフェチーム」とか「焼肉&寿司チーム」とか…(笑)。

酒井 飲食店の中でも特化するんですね(笑)。

松田 できたら面白いですよね。

 

Photo=Ayumi Kuramochi Interview=Sakiko Shinohe

 

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